年明けの鍼灸治療で起きた、思いがけない出来事
2025年1月。年の始まりに、いつものように鍼灸治療へ向かいました。
左目の「睛明(せいめい)」のツボへ鍼を打たれた瞬間、これまで感じたことのない強い痛みが走りました。
先生もすぐに「これは内出血するかもしれません」と判断し、急いで止血の処置をしてくれましたが、その場で「おそらく青あざになると思います。2週間ほどで消えるので、様子を見てください」と説明されました。
日に日に濃くなる青あざに、戸惑いと落ち込み
帰宅後、鏡を見てショックを受けました。想像以上に目の周囲が腫れ、青紫に変化していったのです。
そのときちょうど、宅建士の登録実務講習を2日後に控えていたこともあり、内心ではかなり落ち込んでいました。
鍼灸の先生から気遣いのご連絡をいただいた際には、「大丈夫です。好転反応かもしれないので、前向きに受け取ってます」と答えましたが、実際は複雑な思いでいっぱいでした。
3週間後、あおたんが消えたときに起きた変化
青あざが完全に引くまでには3週間かかりました。
ですが、その後の眼科での定期検査で、驚きの結果が出たのです。
緑内障である左目の眼圧が、右目よりも低くなっていたのです。
さらに、視野検査では前より成績がよくなり、視力検査の数値まで上がっていました。
一見ネガティブなことが、「膿だし」だったのかもしれない
あの青あざは、「目の改善」という変化の前触れだったのかもしれない。
まさに、東洋医学でよく言われる「好転反応」だったのだと今なら思えます。
血流が悪くなるとすぐに目に違和感を覚えていたのに、それもなくなりました。
パソコン作業が続いても、左目が以前のように重くならないのです。
半年後の今、変化は定着へ
それから半年。定期検査では、視野も安定し、眼圧も許容範囲におさまっています。
驚くことに、眼圧を抑える目薬の投与を始めることもなく、今に至ります。
「一時的なトラブル」は「変化の通過点」。
そんな風に思えるようになったのは、あの青あざが教えてくれた体験があったからです。
体の声を信じて、整えていく日々
あの出来事がなければ、きっと自分の内側の変化にも気づけなかったと思います。
目の症状が教えてくれたのは、「見た目の変化にとらわれず、もっと深く体と心を感じてあげること」でした。
不調や違和感に出会ったとき、「これは何かのメッセージかもしれない」と思える余白を持つこと。
そんな気づきこそ、私たちがより整って生きていくためのヒントなのかもしれません。