毎日の食卓。
いつも通りに使っている「油」が、実は体や暮らしに静かに影響していることに、40代になってから気づきました。
揚げ物や炒め物、ドレッシング。料理に欠かせない油だからこそ、選び方や使い方に少し気を配るだけで、体へのやさしさがぐっと変わります。
今回は、私が実際に調べて選び、今の暮らしに取り入れている「酸化しにくい油ベスト5」をご紹介します。
料理の時間が、もっと安心で、心地よいものになりますように。
油の“酸化”って、実はとても身近なこと
油は、空気・熱・光などに触れることで少しずつ酸化が進みます。
酸化した油は、味や香りが変わるだけでなく、体内で活性酸素を生み出しやすくなり、老化や不調の原因になることも。
若い頃は気にならなかったこの変化も、40代の今は敏感に感じるように。
だからこそ、「酸化しにくい油を選ぶ」ことは、小さなセルフケアのひとつだと思っています。
私が選んだ「酸化しにくい油」ベスト5
1位:椿油 ― 昔ながらのやさしい安定力
意外に思われるかもしれませんが、椿油は酸化に強いオレイン酸を約80〜88%も含み、加熱や紫外線にも安定しています。
日本では昔から食用・美容の両面で使われてきた油で、揚げ物や炒め物にも安心。
クセが少なく、素材の味を引き立ててくれるので、週末のおかずづくりにもぴったりです。
2位:マカダミアナッツオイル ― 熱にも香りにも強い味方
オレイン酸に加えて、パルミトレイン酸という脂肪酸が含まれており、熱にとても強いのが特徴。
ナッツのやさしい香りは、炒め物やグリル料理にも相性抜群で、調理中の香りすら癒しになります。
オメガ7のパワーも感じながら、いつもの料理にひと味加えてくれる存在です。
3位:オリーブオイル ― 定番こそ、頼れる存在
誰もが知っているオリーブオイルは、やっぱり頼れる一本。
酸化に強いオレイン酸が主成分で、さらに抗酸化物質であるポリフェノールも含まれています。
生のままでも、弱火での調理にも向いていて、私の冷蔵庫にいつもある“安心”です。
特にエクストラバージンタイプは、香りも豊かでドレッシングにもおすすめ。
4位:米油 ― 和の食卓に溶け込む存在
国産の米ぬかから作られる米油は、オレイン酸とリノール酸のバランスがよく、ビタミンEやオリザノールといった抗酸化成分も豊富です。
クセがなく、和洋中どんな料理にも合うので、我が家では唐揚げやお味噌汁の具炒めにも活躍中。
揚げ物後の香りが軽いのも、嬉しいポイントです。
5位:ごま油 ― 香りで満たす、上手な使い方を
香ばしい香りが魅力のごま油。
実は、リノール酸が多く酸化しやすい面もあるのですが、セサミンなどの抗酸化物質を含んでいるため、使い方次第で心強い存在になります。
炒め物よりも、仕上げの香り付けや和え物に使うことで、酸化のリスクを減らしながら料理に深みを与えてくれます。
油を整えると、食卓がもっとやさしくなる
40代になると、肌や体の調子が「食べたもので変わる」と実感する日が増えました。
だからこそ、油選びは“未来の私”を整える選択のひとつ。
選ぶ基準は、
◎ 酸化に強いこと
◎ 香りや風味が心地よいこと
◎ 暮らしのリズムに合うこと
そして、保存方法もとても大切です。
開封後は冷暗所で保管し、できるだけ早く使い切ること。強火での長時間加熱も避けるようにしています。
今日の料理が、明日の私を整える
油は、目立たないけれど毎日使うもの。
だからこそ、小さな選択が積み重なって、心も体もやさしく整えてくれると信じています。
「体にいい油」ではなく、“私に合う油”を。
そんな視点で油と向き合うことで、台所の時間がもっと楽しく、私らしくなる気がしています。
今日も、自分と家族の“おいしい未来”のために。
油を見直すことから、整う暮らしを始めてみませんか?
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