“調味料ひとつ”で整う週末ごはん|ナンプラーでつくる私の夏のアジア献立

食について

夏の週末、私はいつものキッチンに少しの冒険心を持ち込みます。多国籍料理、とくにアジア料理をゆっくり楽しむ時間が、私にとっての“整うごほうび”。そのなかで欠かせないのが、ナンプラー。たった一本で、台所に異国の香りがふわりと漂い、心のスイッチが自然に切り替わる気がします。

ナンプラーひとつで“アジアな香り”に

ナンプラーは、醤油や味噌とは違う“鼻に抜ける異国感”を料理にもたらしてくれます。少量でもしっかり存在感があり、夏の軽やかな気分を引き立て、洗い物をする手も自然とゆるむ。私の心も、油断するくらい柔らかになります。まるで南国の風が通り抜けるような、この香りが、私の“整う”習慣の核です。

エビの生春巻き——夏の定番メニュー

エビ・大葉・ゆでもやし・小葱・みょうが・春雨

自家製ナンプラー+レモンだれでさっぱり。辛みが欲しい日はラー油をひと回し。

一口食べれば、香りと酸味と辛味が三位一体に。胃と心がふっとゆるみます。

余った具材は翌日の炒めものにも役立ち、無駄なく整えられる。ここにも“ちょうどいいシンプルさ”が息づいています。

鶏もも肉の生春巻き——やさしい満足感
茹で鶏・大葉・錦糸卵

ナンプラーだれさえあれば、あっという間にアジアン風。満足だけど胃にはやさしい。

スカッとした食感と深い旨みが、週末の“私時間”を豊かにしてくれるのです。

ナンプラーの“使いすぎない”コツ

極少量でも“アジアらしさ”が生まれる。

塩分が強いので、レモンやみょうがをプラスして軽やかに。

冷蔵庫にあるだけで安心感。「今日はどうしようかな」という日にもすっと手が伸びます。

香りと一緒に整う、週末の台所

私にとって、ナンプラーはただの調味料ではなく、週末を始める合図のようなもの。料理を通して“旅をする”気分を味わいながら、自分のリズムに寄り添う習慣です。そしてこの香りが、私の心も体もそっと整え、次の一週間を軽やかにスタートさせてくれます。

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