「いつ何があるかわからないから、今日できることは今日のうちに。」
そう思うようになったのは、ごく最近のことです。
家族の急な体調不良、自分の不調、突然の呼び出しや予定変更…
予期せぬ出来事が、思っている以上に日常に潜んでいることを、40代になってから実感するようになりました。
そんな中で私が取り入れているのが、自分なりの“備え習慣”。
名前をつけるなら、「3の法則」です。
それは、特別な備蓄や厳密なスケジューリングではなく、
「今日を丁寧に過ごすための小さな整え方」の積み重ね。
【1】ストックは「1-2の法則」+“最大3つ”を目安に
以前の記事(▷「急な用事でも慌てない。40代の私を助ける“下ごしらえ”と1-2のストック習慣」)でもご紹介したように、使い始めても手元に2つの予備がある「1-2の法則」は、わが家でも定番のストック術です。
でも最近は、「よく使うもの」に限っては“最大3つまで”ストックするようにしています。
というのも、体調を崩したり、急な天候の変化で買い物に行けないことって、40代以降は特に増えてきませんか?
そんなとき、ほんの少し多めにストックがあるだけで、「行かなきゃ」という焦りや不安がぐっと減ります。
たとえば:
ごま油や米粉、出汁用の乾物など、和食の基本となる食材
フォーやグルテンフリーパスタなど、自分の“ご機嫌ごはん”に欠かせない食材
これらは「自分の暮らしにとっての“安心材料”」として、3つまでを目安に常備しています。
これは“防災対策”というより、
“自分をごきげんに保つための備え”。
必要なものが、いつもすぐ手に取れるというだけで、日々の暮らしにちょっとした安心感と余裕が生まれます。
【2】予定は“3日先”まで見通しておく
忙しい日々では、今日のことで手いっぱいになりがちです。
でも、ほんの少し先を見通しておくだけで、心にゆとりが生まれます。
私は、たとえばブログのタイトル案を3日分ストックしておいたり、
家族の予定や天気・気圧の変化などをざっくり把握しておくようにしています。
「今この瞬間」を大切にするために、
“少しだけ先を見る”という視点を持っておくと、急な変化にも慌てずにすみます。
【3】思考は“3つに分ける”、やることは“3つに束ねる”
不調や忙しさで頭が混乱しがちな日も、
やることや考えごとを3つに絞る・3つに束ねると、気持ちが落ち着きます。
たとえば:
◎ やることを「朝・昼・夜」に分ける
◎ タスクを3つに絞って「今日はここまで」と区切る
◎ 悩みごとも「できること/保留/手放す」で整理する
“3つ”という数字は、多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい。
「これだけやれば大丈夫」と思えることで、焦らず自分を整える時間が持てます。
備えることは、未来の自分への手紙
「何が起きても大丈夫」とまでは言えないけれど、
「こうしておけば、たぶん大丈夫」と思えるだけで、心が穏やかになります。
私にとって備えるということは、
未来の自分にそっと手紙を書くようなもの。
何かが起きても慌てずにすむように。
心地よく日々を過ごせるように。
そんな小さな優しさを、今日の暮らしの中に仕込んでいます。
まとめ:40代の「3の備え習慣」
◎ ストックは“3つ”を目安に、少し多めに持つ
◎ 予定は“3日先”までを見通して、ゆとりをつくる
◎ 思考と行動は“3つ”に絞って、自分を整える
変化の多い40代だからこそ、
“今できる整え方”で、安心と心の余白を育てていきたいですね。