整う香り、整う暮らし。40代の私がリネンスプレーを手作りする理由

ライフスタイル

家事の中でも、少しだけ気合いが必要なのが「アイロンがけ」。
時間も手間もかかるこの作業を、私の“整う習慣”に変えてくれたのが、リネンスプレーという小さな工夫です。

香りには心を整える力があります。だからこそ私は、アイロンがけの時間にラベンダー精油を数滴加えたスプレーを使って、静かなリラックスタイムに変えるようにしています。

実はこの香り習慣、以前のブログ記事
【ながら整え習慣】忙しい40代女性におすすめ!“ついでケア”で心と体をゆるめる私時間のつくり方
でも触れたテーマです。

あのときも書きましたが、ラベンダーの香りがふわっと広がる時間は、自律神経をやさしく整えてくれる感覚があります。無心になれる時間が、自然と気持ちをゆるめてくれるのです。

香りが“シミ”にならないための精油選び

アロマ初心者の方には特にお伝えしたいのですが、衣類に使う精油は、種類に注意が必要です。

シミや変色の原因になりにくい、おすすめの精油はこちら:

◎ ラベンダー(抗菌・リラックス)

◎ ティートゥリー(消臭・清涼感)

◎ レモングラス(シャープな香り・抗菌)

◎ ペパーミント(爽快感・防虫)

この4つは比較的色が薄く、衣類に直接吹きかけてもシミになりにくいとされています。

逆に、柑橘系(オレンジ・レモン)やカモミール・ジャーマン、パチュリなどは避けた方が無難です。香りは素敵でも、色素や成分が衣類に残りやすく、変色のリスクがあるためです。

【リネンスプレーの基本レシピ】(長持ちタイプ)

私は通常、1〜2週間で使い切る量を手作りしています。精製水を使うことで雑菌の繁殖を抑え、香りも安定します。

<基本の作り方>(100ml分)

◎ 精製水:80ml

◎ 無水エタノール:20ml

◎ 精油(好みの香り):5〜10滴

◎ スプレーボトル(遮光がおすすめ)

※エタノールは精油を水と混ざりやすくするために必要です。揮発しやすいため、香りも自然に空間に広がります。

「今日だけ」の使い切りアロマスプレーも活用

忙しいときや、「今日しか使わない」という日は、もっと手軽に作る“使い切りリネンスプレー”を使うこともあります。

その場合は、精製水や無水エタノールを使わず、浄水や水道水でOK。

【1回使い切りの簡単レシピ】(50ml)

◎ 浄水(または水道水):50ml

◎ 精油:2〜3滴

※水道水はカルキや不純物があるため香りに多少影響することもありますが、すぐに使い切る前提であれば問題なく使えます。

アイロンのスチームに精油を入れてもいい?

ご注意いただきたいのは、「精油をアイロンの水タンクに直接入れるのはNG」です。

スチーム用の水に精油を入れてしまうと、アイロンの内部機器が詰まったり、故障の原因になります。

あくまでも、衣類にスプレーしてからアイロンを当てるのが安全です。
また、白い衣類やシルク・ウールなどのデリケート素材には、まず目立たない部分でテストするのがおすすめです。

香りで、時間を整える。
40代になると、家事ひとつにも“自分らしいペース”が求められます。
香りを添えるだけで、ただの作業が整う時間に変わる。
それは、年齢を重ねたからこそ見つけられた、私にとっての小さなご褒美です。

これからも「香りの整え習慣」、大切に続けていきたいと思っています。

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