ある日、アナログもデジタルも、あらゆる手続きでエラーが続きました。
電話はつながらず、ウェブフォームはうまく送信されず、予定の調整もかみ合わない。
いつもなら何気なくこなしていることが、なぜか次々とつまずく――そんな日でした。
最初は、「たまたまタイミングが悪かったのかな?」と思っていましたが、
続く違和感に、だんだんと心がざわつき、知らず知らずのうちにイライラが積もっていく感覚。
ふと立ち止まって、気づいたことがありました。
それは、心の状態が映し出された“出来事”だった
「どうしてこんなにうまくいかないんだろう」
そんなふうに思っていた私でしたが、よくよく振り返ってみると――
最近、ひとつひとつのことを“雑に扱って”いたことに気づきました。
毎日をなんとか回すことに精一杯で、
目の前のことを「こなす」だけになっていた私。
気持ちに余白がなくなり、ちょっとしたミスやズレに敏感になっていたのだと思います。
でも、だからこそ、物事がうまくいかなくなるという現象を通じて、
「自分の内側に目を向けてみて」とサインが送られていたのかもしれません。
モヤモヤを手放す、私のリセット方法
心がかたくなってしまったとき、私は“感謝”を思い出すようにしています。
今あるものに「ありがとう」と言葉をかけるだけで、空気がやわらかくなる気がするのです。
たとえば―
日々の暮らしを支えてくれるインフラやサービス、
一緒にいてくれる人や動物たち、
それから、がんばってきた“過去の自分”にも。
そんなふうに心を整えると、不思議とまわりの景色も変わってきます。
あれほどつまずいていたことが、スッと進むようになったり、
予期せぬところから助け舟が来たり。
「クリアな自分」をイメージして、
一度、心をまっさらにしてみる。
それだけで、“流れ”がまた戻ってくることもあるんだなと実感しています。
うまくいかない日も、人生の一部
物事が思い通りに進まないと、つい焦ってしまいますよね。
でも、そんな日こそ、“自分の声”に耳を傾けるチャンスなのかもしれません。
心を立て直すことで、現実も少しずつ整っていく。
40代からの私たちにとって、「つまずき」もまた、深みを育てる大切な時間。
今日も、自分の心にやさしくありたいですね。