急がず、焦らず。雨雲レーダーがくれた“整え直す10分間”―40代からの心の整え方

ライフスタイル

予定が詰まる日ほど、「止まること」が怖かった

夕方の帰り道。
突然の豪雨に足止めされること、ありますよね。

特に予定が詰まっている日ほど、
「早く帰らなくちゃ」「遅れたら大変」と、
自然と足が急いでしまいます。

でもある日、私はふとスマホを開き、
雨雲レーダーを確認しました。

「あと10分ほどで通り過ぎそうです」
その文字を見た瞬間、私は初めて立ち止まることに“安心”を覚えました。

雨宿りがくれた、思わぬ「自分時間」

以前の私なら、
「なんで今日に限って…」「ついてない」とイライラしていたかもしれません。

でも40代になった今、そんな予期せぬ10分間を、
“整え直す時間”として受け入れられるようになりました。

駅のベンチ、コンビニの軒先、オフィスビルロビーフロア
小さな雨宿りの場所に腰をおろし、バッグからスマホを取り出して、
メモアプリにそっと言葉を書きとめます。

「今日、うれしかったことは何だろう」

「このあと何をするんだっけ」

そんなふうに、少しだけ頭と心の中を整理してみる。
それだけで不思議と呼吸が深くなり、
気持ちに余白が戻ってくるのです。

予定通りじゃない日こそ、自分と向き合える

面白いことに、予定が全部うまくいった日は、
「整える時間」の必要性をあまり感じません。

むしろ、思い通りにいかない日こそ、
自分の内側に意識が向くものです。

イライラしても、天気は変わりません。
ならば、その「立ち止まりの時間」を
“整えるための贈り物”と捉えてみませんか。

私がつぶやく魔法の言葉「急がず、焦らず」
私はときどき、心の中でこうつぶやきます。

「急がず、焦らず。」

たったそれだけで、張りつめていた気持ちがスッと緩み、
また穏やかに歩き出せる気がするのです。

雨がやんだころ、心にも少し光が差している

雨雲レーダーが教えてくれた「あと10分」は、
ただの“待ち時間”ではなく、
私にとっては「自分を整え直す時間」。

40代の今、仕事や家庭、体調の変化など、
思い通りにならないことも増えてきました。

だからこそ、そんな小さな余白の時間を

「自分に戻る」きっかけにできたら、
心も体もきっと軽やかになります。

雨がやんで、空気が澄んだころには、
私の気持ちもほんの少し整っている。

そんな日が、これからも続いていくといいなと、
そっと願っています。

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