暮らしの“摩擦”を減らす。40代の私が手に入れた“心地よさ優先”の選び方

ライフスタイル

40代になってから、「なんだか暮らしがちょっと面倒に感じる」そんな瞬間が増えました。
丁寧にやろうとするほど、洗い物が増え、手はベタつき、気づけば疲れている。

それって、もしかして“暮らしの摩擦”かもしれない。
そんなふうに気づいてから、私は少しずつ「手間を減らすこと」に目を向けはじめました。

“暮らしの摩擦”は、台所に潜んでいた

暮らしの中で感じる小さなストレスは、台所仕事に多く潜んでいました。

油揚げの処理で熱湯を使い、絞る時に手がベタつく

あく抜きのためにボウルがいくつも必要で、洗い物が倍に

野菜の下処理に時間がかかって、気づけば夕食作りが億劫に

やっていることは間違っていない。けれど、「これは今の自分に合っているのか?」と立ち止まって考えた時、“正しさ”より“心地よさ”を選んでいいと思えるようになったのです。

摩擦を減らす、私の下ごしらえ習慣

油揚げの処理は“フライパン焼き”にシフト
昔は、油揚げをザルに置いて熱湯をまわしかけ、さらに布巾で絞っていました。
けれど今は、フライパンで両面を軽く焼き、キッチンペーパーで押さえるだけ。

手が汚れず、香ばしさも出て一石二鳥。しかもコンロとフライパンだけで完結するので、シンクも汚れません。

しらたきやこんにゃくは“砂糖で下処理”
下ゆで不要で、砂糖をまぶしてもみ洗い → 水ですすぐだけ。
このひと手間でにおいが軽減され、炒め物にも使いやすくなりました。

ごぼうは“あく抜きしない”という選択
「ごぼうはあく抜き必須」と思い込んでいたけれど、実はあくの中に旨味や香りが含まれているという話を聞いて、試してみたら、むしろおいしい。

ささがきにしてそのまま使えば、栄養素も逃さず、味も濃くなります。何より時短に。

ほうれん草は“切ってからゆでる”が正解
葉を一枚ずつゆでるより、3〜4センチにカットしてからさっとゆでる方が時短に。
水にさらす手間も減り、下ごしらえが格段にラクになります。

「ラクしていい」は、続けるための工夫

どれも些細な工夫ばかりですが、“ちょっとの工夫”が“毎日のストレス”を減らしてくれる。
40代の今、私は「丁寧に暮らす=手間をかけること」ではなく、
「自分が心地よく続けられること」こそが丁寧さだと感じています。

暮らしの摩擦が減ると、自然と心にも余裕が生まれます。
料理を楽しむ気持ちが戻ってきた今、「減らすこと」もまた、私を整える習慣のひとつなのだと思っています。

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