考えるばかりで、動けなかった私
「今の自分を変えたい」と思っているのに、なかなか動けない。
頭ではわかっているのに、行動が止まってしまう。
40代になってから、そんなふうに感じる日が増えました。
気力が湧かない日もあれば、「失敗したらどうしよう」と考えすぎて、結局何もしないまま一日が終わってしまう日も。
そんなとき、私はいつも“希望”をどこか遠くに探していました。未来に、誰かに、環境の変化に、です。
でもある時、気づいたんです。
本当に現状を変えることができるのは、“今”の私の行動だけだと。
小さな行動から、心が動き出す
それ以来、私は考える前に「小さな一歩」を踏み出すようにしました。
例えば、
◎ 思いついたことをメモに残して、ブログのアイデアにつなげる。
◎ 気になっていた場所へ足を運んでみる。
◎ 誰かに相談してみる。
ほんの些細な行動ですが、それを積み重ねることで、心の中に少しずつ“前向きさ”が戻ってきました。
失敗は、希望を育てる“必要な経験”
もちろん、すべてがうまくいくわけではありません。
「やっぱり失敗だったかも」と思うこともありました。
でも、それこそが大切な気づきにつながると今は思っています。
うまくいかないことで、自分の「やり方のクセ」に気づけたり、
「次はこうしてみよう」と修正できたり。
行動の中でこそ、自分の輪郭が見えてくる。
失敗は、希望を育てるための必要なステップだったんです。
希望は、未来ではなく「今日の行動」に宿る
40代は、若いころのように勢いだけでは進めないことも増えます。
だからこそ、自分の声を聞きながら、無理のないペースで前に進むことが大切なのかもしれません。
「完璧にやろう」と思うと、なかなか踏み出せないけれど、
「とりあえず、やってみよう」なら、私にもできる。
一歩踏み出した先に、次の一歩が待っている。
そしてその連なりの中にこそ、希望の光がある――
今では、そんな風に思えるようになりました。
未来に希望を探すのではなく、
今日の“小さな行動”の中に、希望を育てていく。
それが、40代の私がたどり着いた“前に進む力”の正体です。