40代を迎え、私の「豊かさ」の基準は静かに、でも大きく変わりました。
若い頃は、流行の服や新しいメイク道具、装飾品に心が惹かれ、買い物を通じて満たされていましたが、今は「今あるもので十分」と感じる瞬間が増えています。
物を減らして見えてきた、本当に大切なもの
洋服や日用品は最小限に厳選しています。調味料は、好きなものを少しずつ増やしていますが、それは“食を、より楽しむため”。
物を無闇に増やさず、シンプルに暮らすことで、心にゆとりが生まれ、日常が整っていくのを感じています。
つい以前は、華やかな装飾品や新作コスメに手を伸ばしていました。でも今はそれよりも、人との時間や、自分の心や体の声に向き合う時間こそが、私の中で本当の豊かさだと実感しています。
豊かさは“もの”より“こと”
必要な日用品を厳選し、それ以上は増やさない。
洋服も、着慣れた一枚に安心感を覚え、シンプルにコーディネートを楽しむ。
そのぶん、家族や友人と過ごす時間、自分だけのゆったり時間を大切にしています。
一緒にキッチンに立ったり、季節の食材を味わったり、季節の自然を感じながら散歩をしたり。
そんな「こと」が、私の心を満たし、40代の暮らしにゆっくりとした豊かさをもたらしてくれるのです。
食を楽しむ、心のゆとりを育む時間
調味料を少しずつ増やすのは、食を大切にしたいという気持ちの表れです。
新しい味に出会って献立が広がる楽しさ。食べることが、体を整えるだけでなく心の栄養にもなっていると感じています。
昔のような買い物欲ではなく、食や人との時間から心地よさを得る。
それが、「今あるもので十分」と気づいた豊かさのひとつです。
心と体に寄り添う時間こそ、豊かさの証
40代になって、心と体に耳を傾けることの重要性を実感するようになりました。
疲れたら無理せず休む。心がざわついたら、静かな場所で深呼吸する
そんなちょっとした選択が、日々の穏やかさにつながっていきます。一見小さく思えても、これらを積み重ねることで、心も体も摩耗しにくくなるように感じます。
物にとらわれない暮らしは、心の余裕を生んでくれます。
それは、深い意味での“豊かさ”を教えてくれる生き方だと思うのです。
40代から見つけた、自分らしい豊かさのものさし
◎ 必要以上に増やさない:買う前に立ち止まる習慣
◎ 着慣れた服に安心を覚える:コーディネートを楽しむ
◎ 食を整える喜びを選ぶ:調味料は心地よさのために
◎ 人との時間に価値を見出す:会話や共感こそ宝物
◎ 自分の心と体に素直に休息を与える:小さな選択が積み重なる
これらはすべて、「もの」より「こと」に重きを置くからこそ得られる豊かさです。
そして、自分自身に優しいこの暮らしの基準は、無理なく、でも確かに私の日々に深みを与えてくれています。
今日のあなたへ届けたい言葉
若い頃は、外側の華やかさに惹かれても、
今は“自分の中の静かな満ち感”が、なにより心地いい。
そんな変化もまた、年を重ねる豊かさの証かもしれません。
今日も、自分の心と体に寄り添う選択を、
大切にしていきましょう。
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