“見えない疲れ”に気づく力。40代の私が選ぶ休み方

パーソナルケア

忙しくない日はほとんどない。
でも、だからこそ“自分の整い方”を見つけてきたつもりでした。ヨガはほぼ毎日。ストレッチポールで体を伸ばし、ランブルローラーで背中をほぐす。無理なく続けられるセルフケアを、少しずつ習慣にしてきた40代の私。

だから、「私は疲れていない」と思っていたのです。

けれど先日、10年ぶりにロミロミサロンでマッサージを受けて、自分でも驚くことを言われました。

セルフケアでは届かない、“深部のこり”

セラピストさんに、体の状態を伝えたときのこと。
「とくに気になる不調はありません」と話した私に、触れた瞬間返ってきた言葉は、

「肩も背中も、頭もすごく固いですね。」

それはまるで、自分の体が“他人の体”のような感覚でした。
「え、こんなに固いの?自分では整ってると思ってたのに…」と内心びっくり。

思い返せば最近、腰がつるような違和感が何度かあったんです。
そのときは深く考えなかったけれど、「あれも小さなサインだったのかも」と思えてきました。

実は“抱き合わせ戦略”で訪れたサロンでした

このロミロミサロン、じつはちょっと気が重い予定のあとに、あえて予約を入れた場所でした。
私は最近、「嫌な予定のあとに“ごほうび”をセットする」ことで、気持ちの切り替えを上手にする工夫をしています。

この“抱き合わせ戦略”については、別の記事でも詳しく書いています。

【関連記事】
「40代の私時間」嫌な予定の先に“至福”をセットする。私が見つけた「抱き合わせ戦略」

だからこそ、この日のマッサージも、“気分を変えるため”に軽い気持ちで組み込んだつもりだったのです。
まさか、自分でも気づいていなかった深い疲れと向き合う時間になるとは思っていませんでした。

触れてもらって初めて気づく、疲れの存在

体って、正直です。

「私は元気」「まだいける」と思っていても、無意識にがんばっていることが続いていると、心よりも先に体が疲れていく。

セルフケアは大切。
でも、ときには「人の手」にゆだねることで、自分では気づけない緊張やこわばりに、そっと光が当たることもあるのだと思いました。

“見えない疲れ”に気づける自分でありたい

私たちは毎日、誰かのために、何かのために、自然と力が入ってしまうもの。
でも、心も体もほぐれるタイミングをちゃんとつくってあげることで、パフォーマンスも気分も、ずっと軽やかになります。

40代の今、無理をしない暮らしを意識するようになって、やっとわかってきたことがあります。

「疲れていない」は、「疲れていないと思いたい」だけかもしれない。

そんな時は、触れてもらう・休ませてもらうという選択をしてみる。
それだけで、心も体も驚くほど整っていくものです。

“がんばらない整え方”を見直すきっかけに

今回のロミロミ体験は、「自分で整える」だけでは気づけなかったことを教えてくれました。
40代だからこそ、自分の“見えない疲れ”にも、ちゃんと目を向けてあげたい。

疲れがたまってからケアするのではなく、
疲れに「気づける力」を育てていくことが、これからの私のテーマかもしれません。

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