今回は、私が最近取り組んでいる鍼灸治療について、少し違った視点でお話ししたいと思います。シリーズ記事として以前、鍼灸による自分自身の緑内障の改善体験について書きましたが、今回は家族の肺疾患をサポートするために新たに試みた治療法をシェアします。
前回の記事では、鍼灸治療の効果と「好転反応」について触れました。今回もまた、私の体験とともに鍼灸の新しい可能性を感じる瞬間があったので、その過程を共有したいと思います。
遠方に住む家族の肺疾患
今年、家族の一人が肺の疾患を患ってしまいました。幸いにも、治療を受けている病院で必要な治療を受けているのですが、遠方に住んでいるため、頻繁に家族宅に通うことが難しく、日常的にできるケアを探していました。
私が思い付いたのは、鍼灸でした。自分自身の体験から、鍼灸が体に与えるポジティブな変化を実感していたので、家族にも何かできることはないかと思い、鍼灸師に相談したのです。
鍼灸師のアドバイス:置き鍼「セイリン パイオネックス0.9ミリ」
私が相談した鍼灸師は、家族の肺の状態を改善するためにできる鍼灸方法として、置き鍼を提案してくれました。置き鍼は、鍼を直接刺さずに、皮膚に軽く貼るタイプの鍼で、特に自宅で使用するのに便利です。
「セイリンのパイオネックス0.9ミリ」という、非常に細かくて小さな鍼を使うもので、日常生活に支障を与えることなく継続的に刺激を与えることができるため、非常に効果的だと聞きました。鍼灸師からは、特に肺に関連するツボについてもアドバイスをいただきました。
肺に関連するツボ:手と足のバツ印
鍼灸師が勧めてくれたのは、手と足にある肺に関わるツボです。以下のツボをマークしてもらい、そのポイントに置き鍼を使うことで、肺の機能をサポートできるということでした。
<手にある肺に関連するツボ>
◎ 列欠(れっけつ)
◎ 尺沢(しゃくたく)
◎ 太淵(たいえん)
<足にある肺に関連するツボ>
◎ 豊隆(ほうりゅう)
◎ 太衝(たいしょう)
◎ 太渓(たいけい)
◎ 照海(しょうかい)
◎ 下三黄穴(かさんこうけつ)
これらのツボに置き鍼を施すことで、呼吸機能の改善や肺の血流促進、そして免疫力の向上を目指すことができるそうです。
鍼灸師のアドバイス:装着期間と休息の重要性
鍼灸師からは、置き鍼の装着方法についても重要なアドバイスをいただきました。1週間連続して置き鍼を装着し、その後は3日ほど休息を取ることが勧められました。休息期間を設ける理由は、肌にかゆみが出る可能性があるからです。
そのため、1週間連続で装着し、その後3日間は外しておくことで、肌の状態を整えながら効果を持続させることができるとのことでした。このサイクルを繰り返すことで、体の負担を軽減しながら肺のケアができるという点で、非常に実用的だと感じています。
これから試してみる予定です
置き鍼を家族に使用してみる準備は整い、早速、ツボの位置に置き鍼を施す予定です。実際に使い始めてからの経過については、まだ試していないので、次回またその結果をブログで報告する予定です。
今後、実際に試してみた感触を報告していきますので、引き続き興味のある方はぜひチェックしてください。
今回のように、遠方に住む家族のために置き鍼を使って、手軽に肺のケアを始めることになりました。鍼灸という手段を通じて、体調の改善に寄与できることを期待しています。
今後、実際に試してみた感触を報告していきますので、引き続きブログで確認してください。
もし、同じような悩みを抱えている方がいれば、ぜひ置き鍼や他の鍼灸治療も一つの選択肢として考えてみてください。
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