【緑の処方箋】自然のトランキライザー × パッションフラワー|40代の緊張や不眠に、やさしい一杯

植物療法

更年期に差し掛かり、心身の不調が増してきた40代の私。特に、生理前や排卵日前後のイライラや不眠、そして精神的な緊張に悩まされていました。これらの症状を和らげるため、自然の力を借りることにしました。その中で出会ったのが、「パッションフラワー(Passiflora incarnata)」です。

パッションフラワーとは?

パッションフラワーは、トケイソウ科のつる性植物で、学名は「Passiflora incarnata」。その名は、キリストの受難を象徴する十字架の形をした花から由来しています。アメリカの先住民、特にチェロキー族やメキシコのアステカ族が、神経の緊張を和らげるために用いていた歴史があります。
「植物性のトランキライザー(精神安定剤)」とも称されるパッションフラワーは、作用が穏やかであるため、小児や高齢者、更年期の女性などにも安心して使用できるとされています。その主な有効成分には、アルカロイド類(ハルマンなど)やフラボノイド類(ビテキシン、アピゲニンなど)が含まれ、これらが相乗的に作用して、鎮静、抗不安、鎮痛などの効果を発揮すると考えられています。

私の体験と効果

私は、生理や排卵日前後の精神的な不調を和らげるため、パッションフラワーを取り入れることにしました。具体的には、レモンバームやチェストツリーとブレンドしたハーブティーを、症状が現れる前の週から飲み始めました。すると、心身のバランスが整い、平常を保てる自分がいました。プラシーボ効果かもしれませんが、確かな手応えを感じています。

パッションフラワーの効果と適応

パッションフラワーは、以下のような症状に効果が期待されています:

◎ 精神的な不安や緊張

◎ 不眠症や睡眠障害

◎ 頭痛、歯痛、生理痛などの痛み

◎ 過敏性腸症候群や神経性胃痛

◎ 高血圧や動悸

◎ 更年期障害やPMS(月経前症候群)による不調

これらの症状に対して、パッションフラワーは穏やかな作用でアプローチし、心身のバランスを整えてくれるとされています。

ハーブティーのおすすめの飲み方

パッションフラワーを取り入れる方法として、ハーブティーが手軽でおすすめです。以下の手順でお試しください:

① 小さじ1杯のパッションフラワーをティーポットに入れます。

② 沸騰したお湯を約200ml注ぎます。

③ 5〜7分間蒸らし、香りと成分を抽出します。

お好みでレモンバームやチェストツリーとブレンドしても良いでしょう。

このハーブティーを、就寝前やリラックスしたい時に飲むことで、心身のリラックスを促進できます。

注意点と安全性

パッションフラワーは、通常の使用においては安全性が高いとされていますが、以下の点に注意が必要です:

◆ 妊娠中や授乳中の使用は、専門家に相談することをおすすめします。

◆ 眠気を引き起こす可能性があるため、車の運転や機械の操作前の使用は避けてください。

◆ 薬との相互作用がある場合がありますので、服用中の薬がある方は医師に相談してください。

今後の予定

私は今後も、パッションフラワーを中心に、レモンバームやチェストツリーなどのハーブを組み合わせて、心身のケアを続けていく予定です。その結果や体験を、このブログで綴っていきたいと思います。更年期やPMSなど、女性特有の不調に悩む方々と情報を共有し、共に健康をサポートしていければと考えています。

パッションフラワーは更年期やPMSなどの女性特有の不調に対して、自然の力でサポートしてくれるハーブです。私の体験が、同じような悩みを持つ方々の参考になれば幸いです。

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