40代からの“主食と体を整える暮らし” 第4回|40代女性のための主食学 ― 貧血・骨・ホルモンを支える静かな土台 ―

③【食・オーガニック・健康食】

40代になってから、
体調の変化が“点”ではなく“線”でつながるようになりました。

疲れやすさ。
爪の弱さ。
気分の波。
骨密度の話題。

それぞれ別の問題のようでいて、
実は同じ土台の上にあります。

その土台のひとつが、
「主食」でした。

今回は、
40代女性の体を支える主食の役割について整理します。

40代女性の体に起きていること

40代は、
ホルモンバランスがゆらぎ始める時期。

エストロゲンの変動により、

・鉄不足を感じやすくなる
・骨密度が少しずつ低下し始める
・自律神経が不安定になりやすい

といった変化が起こります。

症状がはっきり出る前から、
体は静かに準備段階に入っている。

だからこそ、
“日常の土台”を整えておくことが大切になります。

鉄・亜鉛・マグネシウム・カルシウムという基礎栄養

これまで「貧血ケアノート」でも触れてきたように、
鉄は単独では働きません。

亜鉛は細胞の再生に関わり、
マグネシウムは神経や筋肉の安定に関与し、
カルシウムは骨だけでなく神経伝達にも重要です。

これらはすべて、
主食となる穀物の“外側”に多く含まれています。

精製された白い主食ではなく、
胚芽やぬかを残した全粒穀物。

派手ではないけれど、
毎日少しずつ積み重なる栄養です。

全粒穀物が“脇役”として効く理由

主菜ほど目立たない。
サプリメントほど即効性もない。

それでも、
全粒穀物は確実に“底上げ”をします。

理由はシンプルです。

毎日食べるから。

おかずは変わっても、
主食はほぼ毎日口にします。

だからこそ、

・鉄の吸収を助けるミネラル
・代謝を支えるビタミンB群
・腸内環境を整える食物繊維

が、静かに積み重なります。

主役ではないけれど、
舞台を支える床のような存在。

40代の体には、
この“脇役の安定”が効いてきます。

更年期前後の栄養視点

更年期に近づくと、
骨量の低下や気分のゆらぎが現れやすくなります。

カルシウムだけを意識しても、
マグネシウムやビタミンDが不足していれば
バランスは崩れます。

また、血糖値の乱高下は
ホルモンのゆらぎをさらに強めることも。

全粒穀物は、
血糖値の急上昇を抑えながら
ミネラルを補える存在。

「何かを劇的に増やす」より、
「土台をゆるやかに整える」。

それが更年期前後の賢い選択だと感じています。

主食でできる静かな体調サポート

私が感じた変化は、
決して劇的ではありません。

・疲れが抜けやすくなった
・めまいの頻度が減った
・甘いものへの欲求が落ち着いた
・気分の波が穏やかになった

それは、
主食を少し変えただけ。

玄米を混ぜる。
雑穀を足す。
全粒粉を選ぶ。

大きな我慢はありません。

でも、
体は確実に応えました。

主食は、女性の“基礎体力”

40代女性の体は、
減らすより、支えることが大切。

貧血ケアも、
骨のケアも、
ホルモンの安定も、

特別なことだけでは続きません。

毎日の主食を整える。

それは、
いちばん地味で、
いちばん確実なサポート。

主食は、
女性の基礎体力をつくる土台。

揺れやすい年代だからこそ、
静かな支えを持つ。

それが、
40代からの主食との付き合い方だと感じています。

【関連記事】
▷ 第3回|主食を変えると、体はどう変わる? ― 健康効果という視点から ―

タイトルとURLをコピーしました