がんばりすぎていた私を、やさしく手放す
40代に入って、なんとなく疲れやすくなったり、気持ちが前向きになれなかったり。
そんなとき、ふと思ったのです。
「がんばってる“習慣”が、私を疲れさせているのかもしれない」と。
今回は、私が20代・30代と続けてきたけれど、40代で手放したことでラクになった7つの習慣をご紹介します。
どれも「やめたからこそ整った」ものばかり。
この記事が、あなたが今ちょっと息苦しく感じている習慣を見直すヒントになればうれしいです。
① ネイルサロンをやめた
きれいな指先は好きだけど、定期的なジェルネイルのオフやケア、
思った以上に手間とお金がかかっていました。
「いつも完璧にしていなきゃ」という小さなプレッシャーも、少しずつ積み重なっていたように思います。
今は、素爪ケアに切り替えました。
甘皮の処理と保湿を丁寧にするだけでも、指先にやさしい透明感が戻ってきました。
「飾る美しさ」から「整える美しさ」へ。
そんな変化が、心地よく感じられるようになったのです。
詳しくは、40代から始める爪のケア―素爪でもキレイに見える私の習慣の記事もぜひご覧ください。
② 美容皮膚科の定期通いをやめた
20代から30代後半まで、特に大きな肌トラブルはなくても、
「もっときれいに」「老けたくない」と思って、美容皮膚科に通い続けていました。
シミ、毛穴、くすみ…。
レーザーや施術を受けるたびに一時的な満足感はあったものの、
気づけば、“足し続ける美容”に疲れていたのかもしれません。
40代に入った今は、高濃度ビタミンC化粧水を使ったホームケアがメイン。
肌の声を聞きながら、必要なものだけを丁寧に与えるようにしています。
マスク肌荒れの時期も、自宅ケアで回復できたことが自信に。
そのときのケアについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
③ ヨガ教室をやめた
通うこと自体が義務のようになっていたヨガ教室。
最初は心身のリフレッシュになっていたのに、
決まった曜日・時間に“合わせる”ことがだんだんストレスに感じるようになりました。
今は、朝や寝る前に自宅で数分のストレッチや太陽礼拝を取り入れるだけ。
その日の体調や気分に合わせて、自分のペースで動くことができています。
「どこかへ行かなくても、自分の内側とつながれる。」
そんな静かな実感をくれたのが、朝の太陽礼拝でした。
私が続けている自宅ヨガについては、過去記事「40代女性のための太陽礼拝-1日5分で整う“朝のヨガ習慣”」でも詳しく紹介しています。
小さくても、自分で整える習慣はしっかりと心と体に効いてくれています。
④ 仕事の飲み会をやめた
「付き合いも仕事のうち」と思っていたけれど、
毎回どこか気を張ってしまって、帰宅後にはどっと疲れることが多くなっていました。
断ることに最初は勇気がいりましたが、
家で静かに過ごす夜が、私にとって本当のリセット時間になりました。
「場に合わせるより、自分を満たす」。
そんな時間の使い方に変えてから、気持ちにも余白が生まれています。
⑤ 窓口のある銀行をやめた
以前は、「きちんと対面で手続きしなきゃ」と思って、
わざわざ銀行窓口へ行っていました。
でも、待ち時間や営業時間に合わせる手間がじわじわとストレスに。
今は、すべてネットバンキングで完結しています。
安全性も問題なく、時間のムダもなし。
「手間をかけることが丁寧さ」ではないと気づけた、小さな転機でした。
⑥ 週末の予定を決めておくのをやめた
週末こそ有意義に過ごそうと、あらかじめ予定を詰め込んでいた頃。
でも実際は、疲れて寝てしまったり、天気や気分で行動したくなくなることも。
そこで、「予定を入れない週末」を試してみたら、それがとても心地よくて。
空白のスケジュールは、私にとって“整う時間”でした。
今では、あえて何も決めずに、心のままに動く週末を楽しんでいます。
⑦ 作り置きをやめた(ただし出汁だけは別)
「ちゃんとしている主婦」のような感覚があって、作り置きを続けていました。
でも、冷蔵庫に詰まった保存容器を見るだけでプレッシャーになっていた時期も。
今は、“その日の体調や気分に合わせて、シンプルに作る”スタイル。
ただし、出汁だけは時間のあるときにしっかりとっておくようにしています。
これがあることで、調理の自由度がぐっと上がり、手早くおいしい料理が作りやすくなりました。
台所に立つ時間が、ぐっとラクで楽しいものになりました。
やめることは、悪いことじゃない
「やめる」と聞くと、サボりや妥協のように感じてしまうことがあります。
でも実際には、それは自分を取り戻すための選択でもあると、今の私は感じています。
やめたからこそ見えた“今の私にちょうどいい暮らし”。
それが、整うこと、満たされること、そして何よりもラクでやさしい毎日へとつながっていきました。
あなたにも、手放してラクになるものがあるかもしれません。
焦らず、比べず、自分の心にそっと耳を傾けてみてくださいね。