今日はちょっと、“整える”の定義をやわらかく広げてみたいお話です。
「ひとりで回復しなきゃ」と思っていませんか?
40代になってから、“自分を整える時間”を大切にするようになりました。
静かな部屋でお茶を飲んだり、夜にストレッチをしたり、本を読んだり…。
ひとりで自分と向き合う時間は、たしかに心を整えてくれるものです。
でも、ある日ふと感じました。
ひとりで整えようとすることが、逆にプレッシャーになる日もある、と。
落ち込んでいるときに「自分と向き合わなきゃ」と思うほど空回りして、
ただぼーっとして過ごして、「また何もできなかったな」と感じる。
そんな日はありませんか?
他人に巻き込まれて、ふっと軽くなる夜がある
そんなある週末、気心の知れた友人と集まって、
夜ごはんを食べて、何気ない話をして、
ついでにカラオケで懐かしい曲を全力で歌った夜がありました。
帰り道、心がふっと軽くなっているのに気づいたんです。
「ああ、今日、私ちゃんと笑えたな。大丈夫かも」って。
癒しって、必ずしも静かな夜にあるわけじゃないんですね。
誰かと笑い合う“にぎやかな夜”の中にも、
ちゃんと心が回復する瞬間はあるんだと、気づかされました。
最近は「自分をいたわる時間」や「ひとり時間の充実」が注目されています。
私も好きですし、大切にしています。
でもそれが「そうしなければならない」に変わってしまったら、本末転倒ですよね。
心がほどける時間は、
ひとりの静けさの中にも、誰かと笑う騒がしさの中にもある。
そう思えたとき、自分へのハードルがふっと下がりました。
「誰かと笑えた」だけで、十分な日もある
今日なにも整えられなかったとしても、
誰かと「楽しかったね」と笑い合えたら、それだけで十分な1日。
人と関わることを、面倒くさがらない勇気を持つこと。
それが、40代の私たちをじんわりと支えてくれる日もあるのです。
ゆっくりでも、自分らしく
「整える」は人それぞれ。
静けさの中で整える人もいれば、にぎやかさの中で癒される人もいます。
あなたにとって心がほぐれる時間は、どんなときですか?
今日も自分に優しく、心地よく過ごせますように。
(▶関連ブログ:困難をチャンスに変える力 — 私が見つけた暮らしのヒント/40代の“ごきげん”は自分でつくる。私の小さな幸せの見つけ方)