40代のシンプルライフ入門-無理せず“ちょうどいい暮らし”を整える4つのコツ

ライフスタイル

「やめてみる」ことで、暮らしが少し楽になる

40代に入ってから、自分の心と体の声に耳を傾けるようになりました。
昔は「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」と、家事も暮らしもいつも全力。
けれど、ふと立ち止まって気づいたんです。

「このままずっと頑張り続けるのは、ちょっと苦しいかもしれないな」と。

それから少しずつ、「やらなきゃ」と思い込んでいたことを見直していくことにしました。
今日は、私が40代から実践している「しないことリスト」についてお話ししたいと思います。
それは、あきらめではなく、“整えるための選択”でした。

私がやめたこと ①:作り置き → 「下ごしらえだけ」に変える

以前は、週末に数品を作り置きしておくことが「ちゃんとした主婦」のように思っていました。
けれど、実際は週末の時間がつらくなり、食材に飽きたり、食べきれずに無駄にしてしまうことも。

今は、「作っておく」ことはやめて、「準備しておく」ことに変えました。
例えば、野菜を洗っておく、切って保存しておくなどの軽めの下ごしらえだけ。
必要なときにすぐ調理できて、気分や体調に合わせて献立を柔軟に変えられるのが心地いいです。

「作らないけれど整っている」。そんな台所が、今の私にはちょうどよく感じます。

私がやめたこと ②:年末の大掃除 → その都度「さっと掃除」する暮らしへ

「年末の大掃除」は、昔からの習慣として何となく続けていましたが、
寒さの中で無理をして、一年の終わりがただただ疲れて終わってしまうのが悩みでした。

そこで今は、大掃除という“イベント”をやめて、日々の中で小さく動く習慣に変えました。
使ったらすぐ拭く。気になったらその場でさっと掃除する。
ほんの数分の積み重ねが、大きな掃除の必要をなくしてくれます。

「汚れる前に、整えておく」ことで、空間も気持ちもすっきりと保てるようになりました。

私がやめたこと ③:「夕飯は手間をかけるべき」という思い込み

以前は、夕飯には手間をかけるべき、品数は多いほうがよいと思い込んでいました。
でも、40代になって体力も気力も変わってくると、それが負担になっていることに気づきました。

今は、野菜は蒸す・茹でるなど、シンプルな調理法で素材の味を活かすようにしています。
味つけも、塩・しょうゆ・味噌・みりん・酢など、昔ながらの調味料を中心に、ごく基本的なものだけ。
魚も、塩焼きや照り焼きなど、無理のない調理法を選ぶことで、毎日のごはんが続けやすくなりました。

「頑張らないけど、ちゃんと整っている」。
そんな食卓が、私と家族にとっての安心になっています。

私がやめたこと ④:「毎日のお弁当=全部手作り」のプレッシャー

お弁当作りも、以前は「おかずを数品、全部手作りで用意するのが当たり前」と思っていました。
でも、毎朝そのプレッシャーに疲れてしまうことも。

そこで今は、おにぎりや米粉蒸しパン、スープジャーに味噌汁や具沢山スープというスタイルに落ち着きました。
温かくて体にもやさしく、簡単だけれど満足感のある組み合わせです。

見た目や手間にこだわるより、“自分が気持ちよく続けられること”が何より大切だと気づきました。
その気持ちのゆとりが、朝の空気を優しくしてくれます。

「しないこと」で、心に余白が生まれた

全部をやめたわけではありません。
ただ、「がんばりすぎていたこと」や「誰かの正解に合わせていた習慣」を、
自分の体と心に合う形に整えていっただけです。

“しないこと”は、ラクをすることではなく、自分を大切にするための前向きな選択。
40代は、足すよりも、余計なものを引いていく時期なのかもしれません。

日々の中で「しない」と決めたことが、暮らしを軽くし、心に余白をつくってくれました。
そんな私の経験が、どこかで誰かの「これから」を照らす小さなヒントになればうれしいです。

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