40代女性の自然治癒力ノート― 創傷治癒という、体に備わった静かな力 ―第1回:眠れるようになって気づいた、創傷治癒という力。40代の私の体で起きていたこと

④【美容・健康】

睡眠改善に取り組みはじめてから、しばらく経った頃。
私は「眠れるようになった」という変化以上に、もっと静かな違いに気づき始めました。

疲れがゼロになるわけではありません。
体調が毎日完璧に安定するわけでもない。
それでも、以前より回復にかかる時間が短くなった、不調を引きずらなくなった。
そんな小さな変化が、日常のあちこちに現れ始めたのです。

そのとき、ふと浮かんだ言葉がありました。
―もしかしたら、私の体は「治ろうとしている途中」なのかもしれない。

創傷治癒という、体に備わった力

創傷治癒とは、本来「傷が治る仕組み」を表す医学用語です。
切り傷やすり傷ができても、私たちは特別なことをしなくても、自然とかさぶたができ、皮膚は元に戻っていきます。

誰かが指示を出しているわけでもなく、
私たちが意識的に頑張っているわけでもありません。

体が、自分で修復している。

この仕組みを知ったとき、私は思いました。
「これは、ケガだけの話ではないのでは?」と。

40代に入ってから感じていた疲れやすさ、回復の遅さ、気分の揺らぎ。
それらもまた、体のどこかで修復が追いついていないサインだったのかもしれません。

40代の不調は「壊れた」のではなかった

以前の私は、不調が続くたびに
「年齢のせいだから仕方ない」
「もう元には戻らないのかもしれない」
そう考えていました。

けれど、睡眠を見直し、生活を少しずつ整えたあとに起きた変化を振り返ると、見え方が変わってきました。

不調は、体が壊れたから起きていたのではなく、
創傷治癒という回復のプロセスが、追いついていなかっただけ。

眠る時間が足りなかった。
休む余白がなかった。
修復に使うエネルギーが残っていなかった。

体の力が落ちたのではなく、
力を発揮できる環境がなかったのだと思うようになりました。

眠りは、創傷治癒が進む大切な時間

睡眠改善シリーズを通して学んだことのひとつに、
体の修復や回復は、主に睡眠中に行われるという事実があります。

眠っている間、体はその日受けた小さなダメージを整え、炎症を鎮め、明日に向けて準備をしています。
眠れない日々が続いていた頃の私は、その大切な時間を毎日のように削っていました。

だから回復しなかった。
だから治りきらなかった。

それに気づいたとき、
「40代になったから治らない」のではなく、
「治る時間を持てていなかっただけ」なのだと、少し気持ちが軽くなりました。

自然治癒力は“高める”ものではなかった

自然治癒力という言葉には、「高める」「強くする」といったイメージがつきものです。
けれど、私自身の体験から感じているのは、自然治癒力は新しく身につける力ではないということ。

もともと体に備わっていて、
ただ発揮できない状態が続いていただけ。

睡眠を整え、無理を減らし、焦らなくなったとき、
体は静かに「修復を再開していいんだ」と動き始めたように感じています。

自然治癒力・創傷治癒シリーズをはじめます

今回からこのブログでは、
自然治癒力や創傷治癒という視点から、40代の体と心を見つめ直すシリーズを始めます。

〇 不調はなぜ起きていたのか

〇 何を足すより、何を手放したのか

〇 回復が進むと、心にどんな変化があったのか

医学的になりすぎず、感覚だけにも寄らず、
私自身の実体験を通して、ひとつずつ言葉にしていきたいと思っています。

40代の体は、思っている以上に、ちゃんと修復する力を持っています。
そのことを信じられるようになった今、
以前よりもずっと、心地よく暮らせるようになりました。

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