完璧じゃなくていい。“週1”の整えで暮らしは変わる
40代になってから、暮らしも心も「頑張りすぎない」ほうがうまくいくと感じています。
以前は「いつもきちんとしていなきゃ」「完璧にやらなきゃ」と思っていたけれど、今は少し肩の力を抜いて、自分にちょうどいいリズムを見つけることが大切だと気づきました。
その中で気づいたのが、「週に1度、1スペースを整える」だけで、暮らしがずいぶん変わるということ。
毎日完璧にやらなくても大丈夫。小さな積み重ねで、気持ちも空間も整っていく。そんな実感が、今の私の暮らしを支えてくれています。
「週1・1スペース」習慣を始めた理由
仕事や家族のこと、体調や気分…40代になると、日々のバランスを取るのがますます難しくなってきます。
忙しくなると、家の中も心の中も「ごちゃごちゃ」になってしまうことがよくあります。
でも、ある日、「毎日やらなくていい。週に1つ、ここだけ整えればいい」と決めてみたら、気持ちがすっと軽くなりました。
例えば、キッチンのシェルフの裏や冷蔵庫の上や後ろの埃取り、積み上がった書類の束の整理、天気のいい日にシーツを洗うなど。
そんな「ちょっとしたこと」でも、整う実感が得られるんです。
小さなスペースでも「終わった」「できた」と感じることが、心に小さな達成感をくれます。
そしてその感覚が、「私はちゃんとできてる」と、自信につながっていきました。
季節ごとに取り入れる“整え家事”のアイデア
1ヶ月=4週間。週に1つずつ整えていけば、月に4つのスペースが整います。
季節の流れに合わせて整えることで、自然と暮らしのリズムが生まれました。
【春】— 軽やかに、新しい季節の準備を整える
◎ クローゼットの衣替えと、もう着ない服の手放し
◎ 空気清浄機のメンテナンス(花粉やほこりの時期に)
◎ エアコンのフィルター掃除(使用頻度が落ち着いたこの時期に)
◎ キッチンの換気扇のフィルター掃除
【夏】— 暮らしを涼しく、シンプルに整える
◎ キッチンの一角の掃除
◎ 積み上がった書類の束の整理
◎ 天気のいい日にカーテンを洗う
【秋】— 深まる季節に向けて、内側と外側を整える
◎ ベランダやデッキの掃除
◎ 加湿器や毛布など冬物アイテムの準備と整え
◎ エアコンのフィルター掃除(使用頻度が落ち着いたこの時期に)
◎ 窓回りの掃除(ガラスは高圧洗浄機で洗う)
【冬】— あたたかく整えて、1年を締めくくる
◎ 事業用の領収書や経理書類を整理して、確定申告に備える
◎ 日常に近い掃除を少しずつ取り入れて、無理なく整える(例えば、玄関まわりのほこり取りや洗面台の磨き直しなど)
週1の“整え”で私に起きた変化
この「週1・1スペース」の習慣を始めてから、片づけや掃除が“イベント”ではなく、“日常の流れ”になってきました。
かつては「やらなきゃ」と思うたびに、できない自分に落ち込んでいたけれど、今は「できた自分」に気づけるようになりました。
その小さな達成感が心にもスペースを作り、穏やかな気持ちで毎日を過ごせるようになったと感じています。
「暮らしが整っている」と実感することが、「私自身をちゃんと大事にできている」という感覚とつながっているのだと思います。
週に1度、整えるだけ。40代の私にちょうどいい暮らし方
私にとって「整える」は、家のためだけでなく、“私自身を整える時間”でもあります。
忙しい日々の中で、季節ごとにゆるやかに整えることで、心も体もスッと軽くなるのを感じています。
完璧じゃなくていい。
週に1つ整えられたら、それだけで「今日もちゃんとやれた私」になれる。
「暮らしを整える=自分を整える」
そんな時間を、これからも大切にしていきたいと思っています。