40代から見直した“油との付き合い”。体と心を整える選び方

食について

「油は太るもの」「避ける方がいい」
でも40代を迎えてから、むしろ「油の選び方こそが整える鍵」であることに気づいたのです。

気づけば、油の“質”が整えのヒントに

肌のツヤが減り、疲れが抜けづらくなり、気分にムラを感じるように。
そんな変化を感じてから、「油=悪者」の呪縛をゆるめました。
体の中に取り入れる脂は、細胞やホルモン、脳のエネルギーになる大切な栄養源です。
だからこそ、避けるより“選ぶ”ことが、自分らしい暮らしにつながるのだと覚悟が変わりました。

大切なのは“バランス”。40代からの油の選び方

現代の食は外食や加工品から、知らず知らずに オメガ6系脂肪酸 をたくさん摂りがち。
この脂質は炎症を促すこともあり、心身の不調の一因になることがあります。
一方、オメガ3系脂肪酸(えごま油・亜麻仁油・青魚など)は抗炎症作用がありながら、日本では不足しやすいのだとか(※厚生労働省『日本人の食事摂取基準2020年版』)。

つまり、どれか一つの油ばかりではなく、多様な油をほどよく取り入れるバランスこそが、年齢を重ねた肌と体を整える鍵になるのです。

私の暮らしで選んだ“整えるオイル”たち

ひとつの油に偏らず、目的や時間帯によって使い分けるようになってから、食事の楽しさが深まりました。

◎ MCTオイル
朝のコーヒーやスープに数滴。すばやくエネルギーになり、眠気や重だるさがスッと抜ける感じがします。無味無臭で取り入れやすいのもよいです。

◎ ココナッツオイル
スイーツやスムージーに少し。甘さの中に自然な香りがあって、気持ちがほっと緩む時間に。抗菌作用や腸内環境へのサポートにも期待しています。

◎ 太白ごま油(精製タイプ)
和食の炒め物や味噌汁に。クセがなくて酸化しにくいので、毎日使いやすく、高頻度で登場しています。

◎ 焙煎ごま油
少量を和え物やナムルに。香りとコクが加わるだけで、食卓に満足感が一気に深まります。セサミンにも健康効果が。

◎ えごま油・亜麻仁油
火を通さず、サラダや冷たい豆腐にひとまわし。オメガ3系脂肪酸を手軽に補給できます。

◎ エクストラバージンオリーブオイル
トマトや魚の洋風料理によく使います。飽和脂肪を避けつつ、血管の柔軟性や心臓の健康にも嬉しい選択です。

バランスを意識するという習慣

「朝はどの油が合っているかな?」と、その時の体調や気分に合わせて選ぶようになってから、私の食事は自然と整っていきました。
以前より便通が整い、肌の乾燥が落ち着き、日中の疲れも気になりにくくなった気がします。
料理をするたびに「今日はこれを使ってみよう」と思うだけで、心が静かに満たされる感覚もありました。

年齢とともに、「避ける」より「選ぶ」暮らしへ

40代からの暮らしは、“抑える”ではなく“選ぶ”ことへの意識が鍵になります。
油も、ただ避ける対象ではなく、自分の体と心を整えるためのパートナーです。

もし、いつもの油が変わらずそのままであれば、
今日からほんの少し、違う油を選んでみませんか?

その“選択”が、体の軽さや肌の調子、そして気持ちに穏やかな余裕をもたらしてくれるはずです。

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