40代を過ぎて、なんとなく疲れやすかったり、むくみが気になったりすることが増えてきました。そんな変化を感じたとき、私が見直したのが「水分の摂り方」です。
暑い季節になると、ただ水を飲むだけでは体の調子が整いにくいことがあります。実は、体がしっかりと水分を吸収できる方法で飲むことがとても大切なのです。今回は、40代からの私が実践している、体にやさしい水分補給のコツと目的に合わせた飲み物選びについてお話します。
水分補給は「質」と「タイミング」がポイント
年齢とともに代謝や内臓の機能が少しずつ変わってくるため、同じように水を飲んでいても、体の吸収力は若い頃よりも落ちていることがあります。そこで意識したいのは、
◎ 少量をこまめに飲むこと
◎ 常温やぬるめの温度で飲むこと
◎ ナトリウムやミネラルを含む飲料を選ぶこと
この3つのポイントが、水分を体に留めるために効果的です。
目的に合わせたおすすめの飲み物
◎ 炭酸水(無糖)
食欲がないときやリフレッシュしたいときにぴったり。無糖ならカロリーゼロで安心ですが、胃が弱っているときは控えめにしましょう。暑くて何も飲みたくない日などにおすすめです。
◎ ミネラルウォーター(軟水・硬水)
日本人には軟水が飲みやすく、日常の水分補給に最適。硬水はカルシウムやマグネシウムを多く含むため、便秘や足のつりが気になる方にも合います。私は朝の目覚めに、シリカ入りのミネラルウォーターを飲み、そのあとジャーマンカモミールティーに切り替えるのが習慣です。
◎ アミノ酸系飲料(スポーツドリンクなど)
疲れが溜まった時や軽い運動後に効果的。糖分が多いものもあるため、成分表示をよく確認して選ぶことが大切です。汗をかいたあとに飲むと体に嬉しいですね。
◎ 経口補水液(OS-1など)
熱中症や脱水時に頼りになる飲み物ですが、普段からの常用は控えましょう。強い暑さが続く日や持病のある方の備えとしておすすめです。
◎ ハーブティー(レモングラス・ジャーマンカモミールなど)
カフェインフリーで気分転換やリラックスに最適。私はレモングラスティーを冷やして午前中のボトルに入れています。消化を助け、香りでストレス緩和も期待できるので、胃が重いときや夜のゆったり時間に飲むのがお気に入りです。
体調や生活に合わせて選ぶことも大切
● 高血圧の方は塩分や糖分の多いスポーツドリンクよりも、ミネラルウォーターやハーブティーがおすすめです。
● 腎臓疾患がある方はミネラルの摂取量に注意し、主治医に相談を。
● 40代以降の女性は更年期で汗をかきやすくなります。冷たい飲み物よりも、常温やぬるめの飲み物が体を落ち着けます。
● 子どもや高齢者は渇きを感じにくいことが多いので、飲みやすい味や冷たさで水分補給を工夫すると良いでしょう。
私の1日の水分ルーティン(夏)
朝:シリカ入りミネラルウォーター → ジャーマンカモミールティー
午前中:冷やしたレモングラスティーを常備ボトルに入れてこまめに飲む
午後:軽い運動後にアミノ酸系飲料または微炭酸水でリフレッシュ
夜:常温のルイボスティーやジャーマンカモミールティーでリラックス
飲み物を「量」よりも「質」と「タイミング」で選ぶようになってから、疲れにくくなり、のぼせやむくみも軽減。体が軽く感じられるようになりました。
40代の私時間に取り入れたい“小さな習慣”
水分補給はただ「飲む」だけでなく、「体に届ける」ことが大切です。季節や体調、年齢に合わせて飲み物を選ぶことで、日々の体調管理がぐっと楽になります。
お気に入りの飲み物を用意しておくだけで、1日の中にほっとできる時間が生まれます。40代からの私時間に、そんな小さな心地よい習慣をぜひ取り入れてみてくださいね。