夏本番になると、毎年感じるのが「夏疲れ」。強い日差し、冷房での冷え、寝苦しい夜……体も心もバランスを崩しやすくなりますよね。特に40代になると、体力の回復に時間がかかるようになり、「翌日も疲れが残る」感覚がぐっと増えてきました。
そんな私がこの夏から意識しているのが、無理をせず、日常の中でできる“整え習慣”。どれも簡単で、道具も時間もいりません。けれど、コツコツ続けることで少しずつ体がラクになり、心もゆるむのを感じています。
ここでは、私が実践している5つの夏疲れケア習慣をご紹介します。40代の私たちの体と心に、そっと寄り添ってくれる方法ばかり。ぜひ、気軽に取り入れてみてくださいね。
① アイスを食べるときに、白湯をひとくち
暑い日はつい、冷たいアイスや飲み物に手が伸びてしまいますよね。でも実は、内臓は冷えて弱っていることも多いんです。
そこで私は、アイスを食べるときに白湯をひとくち飲むようにしています。ほんの少しでも体の内側が温まり、胃腸への負担が和らぐ感じがするんです。
起きがけに白湯を飲む習慣もいいですが、「冷たいものを食べながら白湯を少し足す」というバランスの取り方は、私にとって夏バテ予防の小さな知恵。翌朝の胃の重さも変わってきます。
② 夜の“ひと口ビタミンC”で、翌朝のすっきり感をサポート
夏は紫外線、冷房、ストレス……と、体の中のビタミンCがどんどん消費されていきます。そこで私は、お風呂に入る前にビタミンCパウダーを水に溶かしてひとくち飲む習慣を始めました。
爽やかな酸味が気分をリフレッシュしてくれますし、睡眠中の回復をそっとサポートしてくれるような感覚も。忙しくて食事が乱れがちなときにも、手軽に取り入れられる“夜のひと口”です。
③ 自然の中で深呼吸、週1回の“緑の時間”
暑くて外に出るのも億劫になりがちですが、緑の多い公園や木陰の中は意外と涼しくて心地いいもの。私は週に一度、近所の公園をゆっくり散歩する時間をつくっています。
青々とした葉の匂いや、やさしい風に包まれながら、ただ呼吸を深くするだけで気持ちがすっと整う。自然の中に身を置くと、思考がクリアになり、心の疲れもほどけていくのを感じます。
特別なことをしなくても、「歩いて、深呼吸する」だけで十分。自然のリズムに身をゆだねてみるのも、40代のセルフケアにぴったりです。
④ 眠る前の「湧泉」ケアで、深い休息をサポート
暑い夜は眠りが浅くなりがち。そこで私は、寝る前に足裏の“湧泉(ゆうせん)”というツボをゆっくり押す習慣を続けています。土踏まずの少し上にあるこのツボは、疲労回復や気の巡りを整えてくれる場所。
加えて、冷えや内臓疲れに効くとされる小腸の反射区も指でぐっと押して刺激しています。ラベンダーやスイートオレンジなどのアロマオイルを加えてマッサージすると、香りの効果でよりリラックスできて、眠りにも入りやすくなるのが嬉しいところ。
1日頑張った自分の足に、やさしく触れるこのひとときが、体と心の再起動ボタンのように感じています。
⑤ 毎日の食事に“緑黄色野菜”をプラス。旬の力で内側から整える
夏はナスやトマト、キュウリなど水分の多い野菜が美味しい季節。でも、40代の体にはビタミンやミネラルをしっかり含んだ緑黄色野菜も大切。
私は毎日のサラダに、小松菜やモロヘイヤを加えるようにしています。スムージーにすれば手軽に摂れるし、体の内側からじわっと整っていく感覚があります。
旬のものを美味しくいただきながら、夏の疲れを少しずつリセット。そんな食卓が、体と心のベースを整えてくれます。
無理をしすぎず、心地よく整える40代の夏
40代の「夏疲れ」は、若い頃のように気合いで乗り切れるものではないと感じるようになりました。だからこそ、“整える”ことを意識的に。
今回ご紹介した5つの習慣は、どれも無理なく続けられるものばかりです。ちょっとしたひと手間が、体と心にやさしい変化をもたらしてくれます。
夏の終わりまで、私たちらしく、心地よく。自分をいたわる“私時間”を大切に過ごしていきましょう。