40代からの夏冷え対策。シナモンとヒハツで“めぐる体”を育てる習慣

パーソナルケア

40代からの夏冷え対策。シナモンとヒハツで“めぐる体”を育てる習慣
夏は暑いはずなのに、手足が冷たい。
クーラーの風に長時間当たると、だるさやむくみも。
40代になってから感じるようになった、「内側の冷え」。

若い頃は、冷たい飲み物をがぶがぶ飲んで、薄着でも平気でした。
でも今は、少し体を冷やしただけで、その日の疲れ方がまったく違います。

だからこそこの季節、私は“夏の冷え”と上手に付き合うためのちいさな習慣を取り入れるようになりました。
それが、シナモンとヒハツという2つのスパイスです。

巡りを整えるシナモンの力

シナモンは、血行促進や冷え性の改善に役立つとされるスパイス。
40代になってから、コーヒーにシナモンをほんの少し加えるようになりました。

ピリッとしたスパイスの香りが心地よく、体の内側からじんわり温まる感覚が。
特に女性にうれしいのは、血糖値の安定や生活習慣病予防、むくみ対策にもつながる点。

抗酸化成分が含まれていることから、アンチエイジングのサポートとしても注目されています。

そして、シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」や「オイゲノール」には抗菌・抗ウイルス作用も。夏風邪の予防にも一役買ってくれる心強い味方です。

クマリン対策には「セイロンシナモン」

ひとつ注意したいのが、シナモンに含まれる「クマリン」という成分。
過剰に摂取すると、肝臓に負担がかかる可能性があります。

そのため私は、クマリン含有量が少ないセイロンシナモン(本シナモン)を選んでいます。
やさしい香りとクセのない風味が気に入っていて、コーヒーやハーブティーとの相性も抜群です。

摂取量の目安は、1日小さじ1杯(0.6〜3g程度)以内。
「毎日続けるより、週に数回、冷えが気になる日に取り入れる」くらいが私にはちょうどよく感じています。

ヒハツ(ロングペッパー)の温め効果

もうひとつ、私が夏の冷え対策として取り入れているのがヒハツ(ピパーチ・長胡椒)。
こちらも、血流改善や冷え性予防に効果があるとされるスパイスです。

私は、夜のスープやお湯に少し加えたり、炒め物の仕上げにひとふりしたり。
ヒハツはシナモンに比べて香りが控えめなので、どんな料理にもなじみやすく、続けやすいのがうれしいポイントです。

ただし、ヒハツも温め効果が強いため、胃腸が弱い方や妊娠中の方は少量から試すのが安心です。

冷えと向き合うことで、自分を大切にする

冷えは、体からのサイン。
「ちゃんとあたためてね」「無理しないでね」という声のように感じています。

だから私は、冷えを“敵”ではなく、整えるためのきっかけとして受け止めるようになりました。
自然の力を借りながら、食べ物や過ごし方で体と心をやさしく包んでいく。

40代からの体は、変化していくもの。
でも、その変化を知り、自分に合った習慣を選べば、毎日はもっと軽やかになります。

夏でも“あたたかい私”でいられるように。
この夏も、シナモンとヒハツとともに、巡りを整える毎日を楽しんでいきたいと思います。

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