40代…肌も体も敏感になり、ちょっとしたことでも揺れやすくなりました。そんなとき、オイルの魅力に引かれて調べ始めたのが、「食用オイルを美容に使ってもいいの?」「美容用オイルを食べていいの?」という疑問でした。調べてみると、使い方や成分には明確な違いがありました。
食用オイルと美容用オイル、何が違う?
食用オイルは、食べることを目的に作られており、「美味しさ」「風味」「栄養価」が重視されます。そのため、果肉や香り成分が多少残っている場合もあり、肌に使うには刺激になることも。食品衛生の範囲での製造なので、肌への使用感や不純物の影響までは考慮されていません。
一方、美容用(化粧品用)オイルは、「浸透感」「使用感」「安全性」に重点が置かれ、不純物を除き、酸化防止成分なども配合されています。肌トラブルや油焼け(紫外線によるシミや炎症)のリスクを減らす設計です。したがって、必ず目的に応じて、「食べる用」と「塗る用」を分けて使うことが大切です。
目的に応じた選び方が、日々の整え習慣を支えます
例えば、朝のサラダやパンには「オーガニックの食用オイル」を選び、“食べる美容”として楽しみます。一方、肌や髪のケアには美容用オイルを。こうした使い分けは、小さな積み重ねですが、40代の暮らしにはとても心地よく感じます。
美容用オイルの種類と使い方のヒント
以下は美容用オイルの種類と、日々の使い分けのコツです。
オイル名 | 特徴 | 主な用途 |
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ホホバオイル | 皮脂に近い成分で肌なじみが良い。酸化しにくく、しっとりやや重めの質感。 | 全身保湿、フェイスケア、頭皮・ヘアケア |
アーモンドオイル | 柔らかな保湿力が高く敏感肌や赤ちゃんにも優しい。 | ボディマッサージ、ベビーマッサージ、乾燥肌ケア |
アルガンオイル | ビタミンE豊富で抗酸化力が高い。乾燥・エイジングケアに◎。 | フェイスケア、ヘアケア、全身保湿 |
スクワランオイル | とても軽い使い心地でベタつかない。酸化しにくい。 | 朝のスキンケア、化粧前の保湿、軽めのボディケア |
グレープシードオイル | 脂性肌向きで軽い仕上がり。抗酸化成分豊富。 | ボディマッサージ、オイリー肌用フェイシャルケア |
オリーブオイル(化粧品グレード) | 乾燥肌向けでしっとり感が持続。抗酸化作用あり。 | 全身保湿、マッサージ、乾燥部分の集中ケア |
ミネラルオイル | 無香・無色で低刺激。安価で伸びが良い。 | 敏感肌ケア、ベビーマッサージ、クレンジング |
マカダミアナッツオイル | パルミトレイン酸豊富で肌なじみ抜群。乾燥・くすみ・年齢肌ケアに◎。 | エイジングケア、ボディ・フェイシャルマッサージ |
なぜマカダミアナッツオイルが40代に合うの?
パルミトレイン酸(オメガ‑7)は、肌の皮脂にもともと含まれており、加齢で減少しやすいもの。マカダミアナッツオイルに多く含まれており、肌のうるおい・ハリを支える大切な栄養として注目されています。
また、酸化しにくく抗酸化作用も強いため、加齢による肌の色ムラや乾燥トラブルにも強い味方になります。
肌にしっとり、軽やかな使い心地で残らず馴染み、「消えるオイル」とも呼ばれるほどの自然な肌なじみも魅力です。
オイル選びは、“目的と肌の声”を感じることから
◎ 食用オイルは“食べるため”に使う
◎ 美容用オイルは“肌や髪に塗るため”に使う
特にマカダミアナッツオイルは、加齢とともに減る成分を補えるエイジングケアの味方。
そんな気づきを大切にしながら、日々の暮らしを丁寧に整えていきたいですね。