40代に入り、心と体の声により敏感になった気がします。
ちょっとした疲れや、眠りの浅さ、気分の揺れ…。
そんな変化の中で、私が意識しはじめたのが、「嗜好品との付き合い方」でした。
コーヒーやお酒は、暮らしの中で楽しみのひとつ。
でも、ただ「習慣だから」と飲むのではなく、自分に合ったペースで、やさしく楽しむことが、今の私にはしっくりきます。
カフェインとの付き合い方 ― 昼下がりの1杯が、心を整える
私は、朝にコーヒーは飲みません。
以前は、起き抜けにコーヒーを飲むことが当たり前だったのですが、40代になってから、カフェインの刺激でかえって交感神経が過剰に働き、体がだるくなることがありました。
そのため、コーヒーは昼下がりの1杯だけにしています。
仕事や家事が一段落した午後、静かな時間に淹れるコーヒーは、心をふっとほどいてくれるような存在です。
お気に入りのマグカップに注いだその一杯が、「よく頑張ってるね」と、自分を労るような時間をつくってくれます。
また、睡眠の質を守るために、午後5時以降はカフェインを摂らないように心がけています。
カフェインには抗酸化作用や集中力を高めるメリットもありますが、摂り方ひとつで、心身の整い方が変わることを実感するようになりました。
アルコールとの向き合い方 ― “週末だけ”のご褒美
お酒に関しても、今は「週末だけ」と決めています。
40代になると、アルコールの代謝も若い頃とは違ってくるのか、飲んだ翌日に疲れを感じるようになりました。
そのため、平日はお酒をお休みして、金曜や土曜の夜に、少しだけ楽しむようにしています。
ワインをグラス1杯だけ。
それだけでも、週末の夜がふわっとやわらかくなる気がします。
過剰な飲酒は、肝臓や自律神経に負担をかけるだけでなく、睡眠の質やメンタルにも影響があることを実感してから、アルコールも「整える習慣」の一部として考えるようになりました。
“やめないけど、整える” — ちょうどよさを選ぶということ
コーヒーも、お酒も、やめる必要はない。
でも、自分のリズムや体調に合わせて、「どれくらいが心地いいか」を知っておくことが大切だと感じています。
・朝は飲まない
・午後に1杯だけ
・お酒は週末だけ
・眠りや気分に影響を感じたら、ちょっと距離を置く
そんなふうに、“ちょうどいい”距離感を持って接することで、嗜好品は暮らしの味方になってくれます。
自分を甘やかす時間として、でも依存にならないように。
40代からの「私時間」は、そんなバランスを大切にしたいと思っています。
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