忙しい日々のなかでも、「整えたいな」と思う瞬間があります。
そんなとき私が手に取るのは、あらかじめ作っておいたハーブティーの作り置きパック。
ベースは、ジャーマンカモミールとレモングラス。
この2つを基本に、その日の気分や体調、そして大切な人のことを思いながら、
1〜2種類のハーブをプラスしてブレンドしています。
すべてのハーブは、無漂白のお茶パックに小分けにしておくことで、
飲みたいときにお湯を注ぐだけ。
とても簡単なのに、私や誰かの心と体にそっと寄り添ってくれる、やさしい習慣です。
ハーブブレンドを“仕込む”という発想
料理の「味噌玉」のように、あらかじめ必要な材料をまとめておけば、
食べたいときにお湯を注ぐだけで味噌汁が完成するという便利な仕組み。
私はこの考え方にヒントをもらって、「ハーブティーでも同じことができるのでは?」と思うようになりました。
もちろん、味噌は入っていません。
このハーブのパックは、あくまで「作り置きができる」という意味での“味噌玉的な存在”。
忙しい毎日でも、お湯を注ぐだけで気分が整う一杯がすぐに飲めるというのは、
私にとって本当に大きな安心感につながっています。
ベースはカモミールとレモングラス
私のハーブブレンドのベースは、いつもジャーマンカモミールとレモングラス。
やさしい香りと味わいのこの2種類は、他のハーブとも調和しやすく、
どんな気分の日でも飲みやすいのが特徴です。
◎ カモミール:緊張をほどき、胃腸をやさしく整える
◎ レモングラス:爽やかな香りでリフレッシュ。巡りを助ける作用も
この基本のブレンドに、その日の体調や気分に合わせて、1〜2種類のハーブを加えていきます。
大切な人に合わせて“プラス1〜2種”のアレンジ
自分のための一杯はもちろん、私は大切な人のことを思い浮かべながらブレンドを少しずつ変えることもあります。
◎ 疲れが溜まっている人には…エキナセア+ネトル
◎ 気分が沈みがちな人には…ローズ+レモンバーム
◎ 季節の変わり目には…エルダーフラワー+ジンジャー
◎ 集中したい日には…ローズマリー+ペパーミント
それぞれのお茶パックを2包ずつほど作っておくと、まるで引き出しを開けるように、
必要なときに“その人のための整う一杯”を差し出すことができます。
無漂白のお茶パックを選ぶ理由
私が使っているのは、無漂白の紙素材のお茶パック。
余計な加工や香りがないので、ハーブの本来の香りや味をそのまま楽しめます。
また、環境への配慮がされている点も安心のひとつ。
一杯のお茶を準備する小さな所作も、できるだけやさしい選択でありたいと感じるようになりました。
“ハーブを仕込む時間”が整えの始まり
このハーブブレンドの何より好きなところは、自分と誰かのために準備する時間そのものが、すでに整えの時間になっているということ。
ハーブを選び、香りを感じ、袋に詰める。
その静かな時間のなかで、私は「今の自分は何を求めているのか」を感じ取るようになりました。
まとめ
カモミールとレモングラスをベースに、体調や気分に合わせて選んだハーブを組み合わせ、
無漂白のお茶パックに仕込んでおく“整えブレンド”。
それは、自分のためだけでなく、
大切な人のことを思いやる、やさしいティータイムの仕込みです。
お湯を注ぐだけで、心と体がふっとゆるむような時間が生まれる。
そんな静かなセルフケア習慣が、40代の私の暮らしに心地よく寄り添っています。