【緑の処方箋】レモングラスで整える“巡る私時間”—貧血気味の私が見つけた、やさしい一杯

植物療法

「また、貧血気味ですね」

健康診断の結果を見たとき、そう言われたのは、もう何度目だったでしょうか。
20代の頃から、年に一度の検診で「貧血気味」と伝えられ、数値そのものは小さな変動でも、朝の立ちくらみや夕方の倦怠感には、心が緊張しがちでした。でも年齢を重ねるにつれ、自分自身の体に、もっと優しいリズムを取り戻したくなってきたのです。

そんな私の暮らしにそっと風を通してくれたのが、レモングラスティーでした。

レモングラスが届けてくれる“小さな巡り”

爽やかなレモンを思わせる香りのレモングラスは、飲むだけで心がすっとクリアになるようなハーブです。加えて、注目したいのはその体をめぐる力。30日間飲み続けた研究では、赤血球数・ヘモグロビン値・ヘマトクリット(PCV)がほんのり上がる傾向が報告され、貧血気味の体に、静かな変化をもたらす可能性が示されています。

自己免疫力を育てるように、レモングラスには微量の鉄分やミネラルが含まれているとも言われ、食事やハーブのブレンドと合わせることで、血の巡りを支える“あと押し”になってくれます。

私の日常に寄り添う、レモングラス習慣

◎ ゆるやかな朝のスタートに

カフェインを控えたい朝に、カップにお湯を注ぐ一杯。緑と金の微かな色の層が揺れて、視覚にも優しく、体と呼吸が自然と穏やかになります。

◎ 食後に静かなひとときを

食後の胃が落ち着いた頃に、ネトルやローズヒップと少しブレンド。香りの温かさに、体が安心を思い出すような、そんな時間を大切にしています。

◎ 寝る前の静かな風景にも

ティーバッグを静かにカップへ。ぬくもりと香りが広がるのを感じながら、本を1ページ読む。その数分が、「今日もよくがんばったね」と自分に語りかける時間に変わります。

優しく寄り添ってくれるものだからこそ、気をつけたいこと

妊娠中の方は控えて:レモングラスの成分にはわずかな収縮作用があると言われているため、妊娠中の方は避けるのが安心です。

◆ 鉄分の補給はバランスを大切に:レモングラス単体で鉄分が補えるわけではないので、ほうれん草やレバー、柑橘類などとの組み合わせが効果的です。

◆ 1日1~2杯から:慣れないうちは、少量から。体と相談しながら増減するのが、負担のないケアのポイントです。

“巡る私時間” を、今日も選びたい

20代からなんとなく抱えていた「貧血気味」という体質。それを突き詰めすぎるよりも、小さな日常の整えが、少しずつ体も心もすこやかにしてくれた気がします。

レモングラスティーは、香りと温かさに包まれながら、そっと巡りを整えてくれる“やさしい処方箋”。暮らしに取り入れることで、日々の自分にもっと余裕を持てるようになりました。

40代の私だからこそ、無理せず、自分らしいリズムを取り戻す時間を、これからも大切にしていきたい。そんな願いを込めて、今日も一杯をゆっくり淹れます。どうか、あなたにもそっと届きますように。

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