手作りジェノベーゼソースに欠かせない粉チーズの添加物「セルロース」って何?

ナチュラルフード

季節が移ろう中、久しぶりに新鮮な有機バジルを手に入れました。そこで、定番のジェノベーゼソースを手作り。バジルの鮮やかな緑とチーズのコクが調和したソースは、キッチンに豊かな時間をもたらしてくれます。

そんなひととき、普段使っている粉チーズについて改めて考える機会がありました。特に気になったのが「セルロース」という添加物の存在です。

セルロースとは?チーズに使われる理由

セルロースは植物由来の不溶性食物繊維で、粉チーズやシュレッドチーズに添加されることが多い成分です。主な役割は、チーズ同士がくっつかないようにすること、そして食感を整えること。例えば、粉チーズがダマにならずにサラサラと振りかけられたり、シュレッドチーズがほどよくばらけて調理しやすくなるのは、このセルロースのおかげです。

まれに「かさ増し(増量)」目的で使われることもありますが、多くは使いやすさを高めるための添加物です。

セルロースの健康への影響は?

セルロースは体内で消化されませんが、食物繊維として腸内環境を整える効果があります。便のかさを増やし、便通を促進する働きも期待できるため、健康面ではほとんど問題ないとされています。ただし、過剰摂取すると軟便や消化不良の原因になることもあるため、適度な量を心がけたいですね。

セルロース入りチーズと無添加チーズの違い

セルロース入りのチーズは使いやすさが魅力。粉チーズがサラサラとして扱いやすく、料理のトッピングや加熱調理に便利です。一方、セルロース無添加のナチュラルチーズは、より濃厚でミルキーな味わいが特徴。とろける食感や香りの豊かさに差があり、チーズ本来の風味を求める方に人気があります。

私自身は、普段の暮らしでは使いやすさを優先しつつ、特別な日の料理や気分を変えたいときに無添加チーズを使い分けています。こうした選択こそが、暮らしを豊かにする喜びのひとつだと感じています。

粉チーズの選び方

粉チーズでもセルロース入りと無添加では扱いやすさや味わいに違いがあります。セルロース入りはパラパラとしていて振りかけやすく、価格も手頃で日常使いに最適。一方、無添加の粉チーズは香り高く濃厚ですが、保存や使い勝手にやや注意が必要です。

私も以前はナチュラルチーズやグラスフェッドチーズを何となく「セルロース無添加」を基準に選んでいましたが、セルロースの特徴や作用を知ったことで、無添加チーズを血眼になって探すのはやめました。

日々の小さな工夫が心地よい暮らしに

特別な日の料理や気分を変えたいときに使い分けることで、自分の時間を丁寧に過ごす小さな工夫を楽しんでいます。こうした選択こそが、暮らしを豊かにする喜びのひとつだと感じています。

美味しいチーズと新鮮なバジルで作るジェノベーゼは、毎日の暮らしにちょっとした幸せを届けてくれます。添加物のことを知り、自分らしい選択をすることが、私時間の質を高める大切な一歩です。

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