災害時こそ“医療の安心”を。薬と通院の備えが私時間を守る

防災

40代になってから、「私時間」の質について、改めて考えるようになりました。ゆったり過ごすだけでなく、安心して暮らせる状態こそが、今の私にとっての“心地よさ”なのかもしれません。

今回は、防災の中でも意外と見落とされがちな「医療の備え」について綴ります。
特に通院や薬のストックは、いざという時の安心感につながる大切な習慣です。

「薬」と「通院」の備えが、災害時の大きな安心になる

災害時には、病院に行けなくなったり、薬が手に入らなくなるリスクがあります。
以前、薬の製造工場のトラブルで供給が止まりそうになったというニュースを見たとき、私は他人事ではないと感じました。

特に、日常的に薬を飲んでいる家族がいる場合、その影響はとても大きくなります。
「薬が足りない」という不安が、心の余裕を一気に奪ってしまうのです。

私が実践している“医療防災”の習慣

◎ 1ヶ月分の薬を「お願いして」もらっておく

医師に相談し、普段の処方に加えて1ヶ月分の薬をストックするようにしています。
災害時には最低7日分が必要とも言われていますが、私にとっては「多めに備える」ことが、心の安定剤。医師にきちんと相談すれば、対応してもらえるケースも多いです。

◎ お薬手帳のコピー&スマホ保存

お薬手帳の最終ページには、薬の種類・服用量・アレルギー情報・医師名など、大切な情報がまとまっています。
私はこのページをコピーして非常持ち出し袋に入れたり、スマホで撮影してクラウドに保存しています。

災害時には紙が役立ちますが、日常的にはスマホで確認できると便利。薬が変わったらすぐ更新する習慣もポイントです。

◎ 通院できない時の「代替手段」を知っておく

もし災害で通院できなくなったらどうするか――
私は、自宅から徒歩で行ける近隣の診療所や、自治体の災害時医療体制について調べておくようにしています。

かかりつけの病院や薬局にも、「非常時の連絡手段」や「処方の再確認方法」などを、あらかじめ確認。
話しておくことで、いざという時に迷わず動けます。

暮らしに自然となじませる工夫

災害の備えといっても、特別なことをする必要はありません。
私は次のような工夫で、日々の暮らしに自然となじませています。

◎ 「ながら備蓄」:薬の使用期限が切れる前に新しいものをもらい、古い分を非常袋に移す。

◎ 年に2回の薬チェックデー:薬の見直しとお薬手帳の更新。

◎ 家族分の医療情報を1枚にまとめておく:薬名、服用時間、かかりつけ医の情報など。

◎ 薬をまとめたポーチを“持ち出しバッグ”として常備:外出時も安心感が違います。

日々の備えが、“私の安心”になる

医療の備えは、何かを我慢することではなく、「未来の自分を助ける行動」です。
薬が足りている、情報がすぐ確認できる、通院先の選択肢を知っている――それだけで、どんな状況でも落ち着いて過ごすことができます。

40代になった今、私時間をもっと大切にするために、「災害と医療」の視点も忘れずに持っていたい。
それが、自分をいたわりながら暮らすということの一つなのかもしれません。

まとめ

◎ 薬の備えは、医師に相談すれば1ヶ月分の処方も可能な場合あり。

◎ お薬手帳のコピーやスマホ保存で、災害時も安心。

◎ 通院できないときの代替病院や薬局を事前に確認。

◎ 「ながら備蓄」で薬の管理を自然な習慣に。

万が一のときでも、「私の時間」は、きっと守れる。
その安心感は、暮らし全体の質を上げてくれるはずです。

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