『ハーブと花言葉で綴る、私時間の小さな物語』第1章:ティーガーデンハーブ ~ ローズ

植物療法

〜飲んで整える私時間〜
心身を癒し、ほっと一息つけるハーブティーに最適なハーブたち。花言葉と効能、飲み方を紹介。

「愛らしさ」に包まれる静かな時間

40代になってから、自分の“心の声”に耳を傾ける時間が増えました。
それは「がんばる」でも「癒す」でもなく、ただ“今ここにいる自分”を静かに認める時間。

そんな私のそばにいてくれるのが、ローズの香り。
ほんの少しの優雅さと、繊細で強いエネルギーをもつこの花は、
日常の中でふと自信を失いそうな瞬間に、「あなたはあなたのままで美しい」と囁いてくれるようです。

ローズとは?

ローズ(バラ)は世界中で愛される花。
美しさだけでなく、その効能の豊かさでも知られています。

◎ 効能:リラックス効果、ホルモンバランスの調整、美肌作用、女性の不調緩和、抗うつ・鎮静作用
◎ 使用方法:ローズティー、バスソルト、アロマオイル、スキンケア、ポプリなど多彩に活用可能
◎ 種類:ダマスクローズ、センティフォリアローズ、ローズヒップなど、香りや作用も多種多様

ティーガーデンでは、乾燥させたローズペタルをハーブティーとして楽しむのが定番です。

花言葉「わが心、君のみが知る」に込められた想い

ローズの花言葉のひとつに、「わが心、君のみが知る」というものがあります。
とても繊細で、少しロマンティック。でもこの言葉は、誰かへの愛というよりも、
“自分自身への深い理解”を象徴しているように感じます。

誰にも見せていない自分の気持ち

ずっとがんばってきたこと

小さな傷や、消化しきれない感情たち

そんな「わたしだけが知っているわたし」に、そっと愛情を向ける。
ローズはそのための小さなきっかけをくれるハーブです。

日常に取り入れるローズの楽しみ方

ローズティー
◎ ドライのローズペタルにお湯を注ぎ、5分ほど蒸らすだけ
◎ 単体でも、ラベンダーやカモミール、ローズヒップとのブレンドもおすすめ
◎ 香りが強い場合は、ほんの少しのハチミツやレモンでまろやかに

ハーブバス
◎ ローズの花びらとエプソムソルトを合わせてバスタブに
◎ 女性特有の不調や、更年期のゆらぎにもやさしく働きかけてくれます

ポプリ・ルームスプレー
◎ 乾燥させたローズをサシェや瓶に入れて
◎ 精油を加えて、自分だけの香りに整えるのもおすすめ

ローズは“自分を愛する”ためのハーブ

ローズの香りは、外に向けた愛ではなく、
「内なる自分」へと向ける愛の象徴。

● 自分にダメ出ししてしまうとき

不安で自信がなくなるとき

自分だけが取り残されたような夜

そんな瞬間にローズは、「あなたの存在には意味がある」と教えてくれます。

40代の私たちが、今一度“自分をまるごと愛する”ことを思い出すために。
ローズは、静かだけど確かな力で寄り添ってくれます。

自分を優しく抱きしめる香り

心が疲れているとき、誰かに認めてほしいと思うことがあります。
けれど本当に必要なのは、自分自身が自分を受け入れることなのかもしれません。

ローズの花言葉と香りが、そんな“自分への理解と愛”を思い出させてくれます。

暮らしの中にローズを取り入れることは、
「私は私でいい」と優しく抱きしめる、小さな儀式のようなもの。

あなたの心にも、静かでやさしいローズの香りが届きますように。

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