9月15日から、午後のコーヒーをやめてみることにしました。
もう20年近く、当たり前のように毎日飲んでいた一杯。
それをやめてみようと思ったのは、最近感じていたストレスによる胃の痛みがきっかけでした。
「カフェインをやめよう」と意気込んだわけではなく、
なんとなく、「このまま続けていていいのかな?」と、
小さな違和感に気づいたことが始まりでした。
最初の1週間。思った以上に体は反応していた
午後の一杯をやめてから最初の数日、頭が重く、ぼんやりとした頭痛が続きました。
「あ、これが“カフェイン離脱”ってやつか」と実感。
眠気も強く、午後は何をするにもぼーっとしてしまう感覚があり、
自分が思っていた以上にカフェインに頼っていたんだなと気づかされました。
とくに午後のコーヒーは、“やる気”のスイッチのようになっていて、
疲れていても「飲めば何とかなる」そう思い込んでいた節があります。
疲れを感じなくさせていたのは、コーヒーだった
コーヒーは「疲れをとる」わけではない。
ただ、疲れていることに気づかせなくするだけ。
この事実に向き合ったとき、
私はどこかで、無理を“ごまかしていた”んだと思いました。
身体からのサインに蓋をして、
「まだいける」と思い込ませていた。
それが積み重なって、胃の痛みやだるさになって表れていたのかもしれません。
今は、カモミールベースのハーブティーが午後の相棒
午後の飲みものは、ハーブティーに変えました。
お気に入りは、カモミールをベースにしたブレンド。
日によって、ラズベリーリーフやパッションフラワーを加えてみたり、
その日の体調や気分に合わせて組み合わせを変えるのが、
ちょっとした楽しみになっています。
カフェインのような“シャキッ”とした目覚めはありませんが、
温かさと香りに包まれるこの時間が、
やさしく、気持ちを整えてくれるのです。
今、眠気はあるけれど、眠りの質が確実に変わった
コーヒーをやめてから、午後の眠気はまだ続いています。
でもその代わり、夜になるとすっと自然に眠りに入れるようになりました。
◎ 寝つきがよくなった
◎ 夜中に目が覚めにくくなった
◎ 朝の目覚めが、少しずつ軽くなった
思った以上に、睡眠の質が変わったと実感しています。
眠れたというより、“休めた”という感覚。
それが、こんなにも体と心を整えてくれるとは、想像していませんでした。
40代の私にとって、必要だった“刺激を手放す選択”
カフェインは決して悪者ではないと思います。
けれど、今の私には、
刺激よりも「やさしさ」と「整う時間」が必要だったのかもしれません。
◎ 無理をきかせない
◎ 疲れに気づける
◎ 自分にやさしくできる
コーヒーを手放したことで、そんなふうに暮らしの質が少し変わった気がしています。
午後の眠気と向き合いながら、
今は、“自然なリズム”に戻るための時間を過ごしている途中。
これは我慢ではなく、
自分をもっと心地よく生きるための、ひとつの選択なのかもしれません。

