きのこって何がいいの?──40代の私が調べて気づいた、からだと心にやさしい理由

③【食・オーガニック・健康食】

先日、スーパーBIORALで「鳥取県産の有機きのこセット」を見かけました。
中身は、有機生椎茸・有機ひらたけ・有機たもぎだけの3種類。
どれもふっくらとしていて、みずみずしい。つい手が伸びて、カゴへ。

その近くのチーズ売り場では、グラスフェッドチーズを発見。これも今夜の料理に加えたいなと思い、購入。
米粉と豆乳でホワイトソースを作り、きのこと鶏肉のグラタンに仕上げました。

でも、ふと気になったのです。

「きのこって、実際どんな栄養があるんだろう?」

なんとなく体に良さそうとは思っていたけれど、改めて調べてみたら、その栄養価の高さに驚きました。
今日はその気づきを、シェアしたいと思います。

きのこが「整える食材」と呼ばれる理由

きのこ全般に共通して豊富に含まれている栄養素は、実は40代以降の女性の体調管理や美容、健康維持にとても役立つものでした。

栄養素 主なはたらき

栄養素主なはたらききのこが「整える食材」と呼ばれる理由
食物繊維腸の働きを整え、便通改善。肌の調子や免疫にも関わる。善玉菌を増やし腸内環境を整えるため、腸活に効果的
β-グルカン免疫力を高め、コレステロールや血糖値を安定させる。免疫を支え生活習慣病予防に役立つ​。
ビタミンD2骨を強くし、更年期以降に気になる骨粗しょう症を予防。カルシウム吸収を助け、骨の健康を保つ​。
ビタミンB群代謝をサポートし、労回復にも。代謝を促進しエネルギーづくりを助ける​。
ミネラル血圧のバランスを保ち、体の水分調整にも貢献。カリウムが塩分を排出し、血圧を安定させる​。

さらに、きのこは低カロリー・低糖質・低脂質。
食べごたえがあるのに、胃腸にやさしく、ダイエットや生活習慣病予防にもぴったりの食材です。

今回の3種のきのこ、それぞれの個性と働き

私が今回手に取った「鳥取県産の有機きのこセット」に入っていた3種類は、見た目も香りも、どれも個性がありました。
それぞれの特徴も少しご紹介します。

① 有機生椎茸

◎ 100gあたり約19kcal。食物繊維4.2g。

◎ 紫外線に当てるとビタミンD2が増える性質があり、日光に干してから使うと栄養価UP。

◎ 風味が濃く、煮物にも炒め物にも活躍。

② 有機ひらたけ

◎ β-グルカンが豊富で、免疫力のサポートに期待。

◎ カリウムも多く、血圧の安定やむくみ対策にも役立つ。

◎ クセがなく、スープやパスタに入れても美味しい。

③ 有機たもぎだけ(たもぎ茸)

◎ 鮮やかな黄色が特徴。

◎ ビタミンD2の含有量がきのこの中でも多く、骨の健康や抗酸化作用が注目されている。

◎ 栄養だけでなく、食卓に彩りを添えてくれる存在。

「栄養を知ること」で、食がもっと心地よくなる

食事は、毎日のこと。
だからこそ、「なんとなく」より「わかって」選ぶことで、日々の満足感や安心感が変わってくるように思います。

特に40代に入ってからは、「どう整えるか?」がテーマになりました。
体の声に耳を傾けて、無理せず、自分に合ったものを取り入れていく。
それが、心地よさへとつながっている気がします。

今回のきのこも、そんな“整え食材”のひとつ。

腸を整え、免疫力を支え、骨を守る。
そして低カロリーだから、夕食後に「食べすぎたかも…」と罪悪感を抱くこともなし。

きのこのような、自然の力を借りたシンプルな栄養習慣は、これからも私の台所に欠かせない存在になりそうです。

「からだを思いやる食材」として、また選びたい

グラタンを焼きながら、じっくり火が通ったきのこの香りに、ふっと心がほどけたような気がしました。
きのこって、派手さはないけれど、いつも静かに支えてくれる存在。

これからも、「何を食べるか?」を選ぶときに、“体にやさしい理由”を持った食材を自然に選べる私でいたいな、と思います。

日々の食卓に、“ちょっとした知識と小さな整え”を添えて。
それが、40代の今の私にとっての、心地よい暮らし方のひとつです。

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