40代女性の睡眠改善ノート 第7回:眠れない夜ほど“お風呂”がカギ。就寝前の私を整える40℃入浴法

④【美容・健康】

「眠れない夜」ほど、焦ってしまう。
布団に入っても頭が冴えて、スマホを触り、ますます眠れなくなるーー。
40代に入り、そんな夜が増えた私は、「眠りのための習慣」を一から見直すことにしました。

その中で最も効果を実感したのが、寝る2〜3時間前の40℃入浴法。
この小さな工夫が、夜の私をゆっくり“眠れるモード”へ導いてくれました。

今回は、40代の私が実際に試して感じた、就寝前の整える入浴法をお伝えします。

寝る“直前”でなく、2〜3時間前にお風呂に入る理由

以前は、寝る直前にお風呂に入れば温まって眠れると思っていました。
でも本当は、眠りに入りやすいのは “深部体温が下がり始めるタイミング” なのだそうです。

40℃のお湯にゆっくり浸かると、体の芯まで温まり、
その後2〜3時間かけて体温がゆるやかに下降していきます。

この“体温が下がるタイミング”が、まさに眠りのスイッチ。

私自身、寝る直前にお風呂を済ませていた頃は、
身体がポカポカして逆に目が冴えることもありました。
でも、入浴のタイミングを2時間前に変えてから、
布団に入った瞬間の「体の静けさ」がまるで違ってきたのです。

40℃のぬるめ湯で“張りつめた体”がほどけていく

40代に入ってから、熱いお湯が負担に感じる日が増えました。
そんな時に試したのが、40℃の“ぬるめの湯”。

肩までしっかり浸かり、10〜15分ほど呼吸を整えるだけで、

◎ 胸の奥の緊張がゆるむ
◎ 脳のざわつきが落ち着く
◎ 肩・腰・首がじんわり温まり軽くなる

という“体がほぐれていく感覚”がありました。

特に、日中のストレスやホルモンバランスによる不調が出やすい40代は、
熱すぎる湯よりも、40℃のやさしい蒸気が心と体に合っているのだと実感しています。

私が感じた“入浴後のリラックス感”の変化

入浴法を見直して気づいたのは、お風呂上がりの心の静けさ。

◎ 周りの音がやさしくなる
◎ イライラが少なくなる
◎ 体が「ここからは休む時間だよ」と知らせてくれる

まるでスイッチが切り替わったように、体も心もゆるむ瞬間があります。

40代は、体調や気分が日によって揺れやすい時期。
だからこそ、“お風呂で心の緊張をほどく”ことが、
そのまま眠りの質を高めてくれるのだと感じました。

入浴後にやってよかった“整える夜の過ごし方”

お風呂の後の過ごし方も、眠りを大きく左右します。
私がいま続けているのは、次の3つの“整え習慣”。

① 部屋の照明をぐっと落とす

映画館のように暗くしなくても、照明を半分にするだけで十分。
光の刺激が減ると、自然と呼吸が深くなります。

② 体をゆるめる軽いストレッチ

肩・首・腰を小さく回す程度。
お風呂で温まっているので無理なく伸び、翌朝の体が軽くなります。

③ 温かい飲み物を少し

体温の急な低下を防ぎ、眠気を育ててくれます。
特別なものではなく、お湯やノンカフェインのお茶など、やさしい一杯で十分。

入浴から寝るまでの2時間を「落ち着く時間」として扱うだけで、
心の波がなだらかになり、眠りがぐっと深くなったのを感じます。

お風呂時間は“眠れる私”を育てるスイッチ

眠れない夜ほど、身体と心は疲れているもの。
そんな時、40℃の湯にゆっくり浸かると、
「今日もよく頑張った」と自分に寄り添えるようになります。

眠りの質は、一気に変わるものではなく、
毎日の小さな積み重ねで“育っていく”もの。

だからこそ、
お風呂は“眠れる私”を育てる、大切なスイッチ。

今夜、いつもより少しだけ早くお風呂に入ってみませんか?
その40℃の湯が、あなたの夜をやさしく整えてくれるはずです。

タイトルとURLをコピーしました