40代は“血流が肝” — 心と体を整える巡り習慣|第5回:“気圧・天気”と血流の関係。体調の波を穏やかに保つ暮らし方

④【美容・健康】

40代に入り、以前よりも“気圧”や“天気”に体が左右されやすくなりました。
曇りや雨の日は頭が重くなったり、突然だるさに襲われたり、「なんだか元気が出ない…」と感じることも。

若い頃には気にも留めなかったこの揺らぎが、40代になって一気に存在感を増したように思います。

でも最近、“血流”の視点で天気による不調を見つめてみると、体調の波が少しずつ穏やかになっていくのを感じました。

今回は、私が日々の暮らしの中で体験してきた
「気圧・天気と血流の関係」そして“ゆらぎを整える習慣”についてまとめてみます。

気圧の変化は、なぜ血流に影響するのか?

気圧が下がる日は、体内の水分バランスが乱れ、血管がゆるみやすくなります。
すると、
● 血液がうまく巡らない
● 脳に血が集まりやすくなる
● むくみや重だるさが増す

こうした変化が頭痛や倦怠感につながるのだそうです。

私自身、雨の日の前に
「なんとなく重い」
「肩と胸が固まる」
と感じることが多く、血流の視点で考えると合点がいきました。

天気のせいだけではなく、“巡り”が一時的に落ちているサインでもあるのです。

40代は特に揺らぎやすい時期

ホルモンの変化、自律神経の乱れ、冷えやすさ—。
40代は体の土台が揺らぎやすく、そこに気圧の変化が重なることで「不調の連鎖」が起こりがちです。

私の場合も、
● 生理前のむくみ
● 気圧の低下
● 疲れ
この3つが重なると、一気に不調の波が押し寄せるように感じていました。

だからこそ、天気に合わせた“巡りケア”を暮らしのなかに少しずつ取り入れることが、とても大切なのだと思っています。

天気の揺らぎをやわらげる“巡り習慣”3つ

① 呼吸を深める「胸開きストレッチ」

気圧が下がると、肩と胸まわりがぎゅっと縮こまり、呼吸が浅くなります。
血流も滞りやすくなるため、まずは上半身の緊張をゆるめることが大事。

私の朝の2分習慣

◎ 両手を後ろで軽く組む

◎ 胸をやさしく開く

◎ 深い呼吸を5回

胸が広がると、頭の重さがスッと引いていくような感覚があります。

“呼吸が入る体”に戻すことは、巡りの第一歩です。

② 温冷のリズムで血流を目覚めさせる

「温めればよい」というわけではなく、40代の体にはほどよい温冷リズムが効果的でした。

◎ ふくらはぎを温める
◎ 首は冷やしすぎない
◎ 手首を温める
◎ 指先をぬるま湯で軽く動かす

強すぎる刺激よりも、やさしい温度で巡りを促す方が、気圧痛の予防になると感じています。

③ 入浴は“巡りモード”で

気圧が下がる日は、入浴がとくに頼れる味方になります。

私が意識しているポイント

◎ お湯は38〜40℃

◎ 肩と背中を広げるように呼吸

◎ 10分ほどつかるだけでOK

湯船に浸かると、全身の巡りがふっと動き出す感覚があって、頭の重だるさが軽くなることも。
体が緩むと、気持ちまで自然と整うから不思議です。

ゆっくり整える日こそ、未来の自分のために

この巡りケアを数週間続けてみて、私が感じた変化は—

◎ 気圧による頭痛が減った
◎ 朝のだるさがやわらいだ
◎ 情緒の波が小さくなった
◎ 天気に振り回されにくくなった

どれも大きな劇的変化ではないけれど、
“日常の心地よさ”が確実に増えていく実感があります。

天気は変えられないけれど、
「巡り」を整えることで、揺らぎの高さは自分で小さくしていける。

40代の私たちにとって、これはとても力になる考え方だと思います。

今日の空を見て、少し曇っているなと思ったら、胸を開いて深呼吸をひとつ。
それだけでも、巡りは静かに動き始めてくれます。

自分の体を少しずつ整えていく小さな習慣を、これからも一緒に続けていきたいですね。

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▷ 第1回:40代は“血流が肝”。私が気づいた体と心のサイン
▷ 第2回:更年期と血流の関係。ホルモンの変化を“巡り”で支える
▷ 第3回:冷えと血流。体を“温める”だけでは足りなかった理由
▷ 第4回:血流を整える食べ方。40代の私が選ぶ“巡りごはん”

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