40代に入り、
「何を作ろうか考えること自体がしんどい日」
「味が決まらず、気持ちまで疲れてしまう日」
そんな日が、少し増えてきたと感じませんか?
若い頃のように勢いだけで料理ができない日もあり、
体の声や気力の揺らぎが台所にも影響を与えるようになる—
これも、40代ならではの自然な変化です。
そんな私を助けてくれたのが、
“作り置き調味料”という小さな準備でした。
調味料をいくつも出さなくてよく、
味見の回数も減り、
「今日は味がブレるな…」というストレスが静かに消えていく。
たった一つ、冷蔵庫にお気に入りの“味”があるだけで、
平日のごはんが驚くほど軽やかになるのです。
この記事では、
40代の体にやさしく、毎日がぐんとラクになる
基本の作り置き調味料と活用法をまとめてご紹介します。
“作り置き調味料”は、40代の台所の負担を軽くする
40代は体調の波が読みにくく、
「今日は料理が重い…」と感じる日がどうしても増えます。
そんなとき、作り置き調味料は
“迷わず美味しくなる味のストック”として大活躍。
◎ 味が決まりやすい
◎ 調味料を足しすぎずに済む
◎ 塩分・油分を自然に減らせる
◎ 落ち込んだ日も“支度のハードル”が下がる
まるで、未来の自分が用意してくれた“味の処方箋”。
40代の私にとって、なくてはならない存在になりました。
体にやさしく、簡単で続けやすい。私の定番“作り置き調味料”
ここからは、難しい工程は一切なし。
40代の体が喜び、毎日続けやすい4つの調味料です。
① やさしい万能だれ(冷蔵4〜5日)
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ1
・酢:大さじ1
・すりごま:大さじ1
・ごま油:小さじ1
鶏肉、蒸し野菜、豆腐…何にでも合う万能選手。
後味が軽く、疲れた日でもスッと食べられます。
② 下味漬けだれ(冷蔵4日)
・醤油:大さじ2
・酒:大さじ2
・生姜:小さじ1
・にんにく:少量(お好み)
朝のうちに食材を漬けておけば、
夜は“焼くだけ・蒸すだけ”。
味が迷わず整う、40代の心強い味方です。
③ 塩レモンだれ(冷蔵3〜4日)
・レモン汁:大さじ2
・オリーブオイル:大さじ1
・塩:ひとつまみ
・黒胡椒:少々
・はちみつ:小さじ1
酸味が疲れをほどき、胃にもやさしい。
蒸し鶏や白身魚にかけるだけで、食欲のない日でも◎。
④ 梅だしドレッシング(冷蔵3日)
・梅干し:1個
・白だし:大さじ1
・酢:大さじ1
・水:大さじ2
ノンオイルでも旨味たっぷり。
豆腐・きのこ・大根にかけるだけで、しみじみ美味しい一皿に。
40代の“疲れない食卓”をつくる活用法
① 帰宅後5分で整う「かけるだけごはん」
・蒸し鶏 × 万能だれ
・カット野菜 × 梅だし
・豆腐 × 塩レモンだれ
火を使わなくても満足度が高い一品に。
② 朝の下味で“夜の自分を助ける”
漬けるだけで、平日の夜が一気にラクに。
焼くだけ・蒸すだけで味がまとまり、
「疲れてるから適当に…」がなくなります。
③ 同じ食材でも“味替え”で飽きない
・きのこ → 梅だしでさっぱり
・じゃがいも → 万能だれでコクを出す
・きゅうり → 塩レモンで爽やかに
素材は同じでも、味が変わると気分も変わります。
小さな準備は、未来の私を助けてくれる
作り置き調味料は、
手間を増やすためではなく 自分の負担を減らすための工夫。
“食べること”が軽くなると、
“生きること”の重さまでひとつ減る。
40代の台所は、
頑張る場所ではなく
心と体を整えるやさしい場所であってほしい。
そんな願いを込めて、
今日も私は、小瓶にそっと“味のストック”を仕込んでいます。
あなたの毎日も、少しでも軽やかになりますように。
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