災害伝言ダイヤル171を試してみた日。40代の私が“備え”を見直した理由

①<防災>

最近、災害のニュースを見るたびに、胸がざわつく瞬間が増えました。
40代になると、家族の介護や自分自身の体調、親のことまで考える機会が増え、
「もしものとき、家族とどう連絡を取ればいいんだろう」
そんな不安が少しずつ大きくなってきます。

そこで今回、ずっと気になっていた
災害伝言ダイヤル171
を、実際に練習してみることにしました。

災害伝言ダイヤル171とは

災害伝言ダイヤル171は、大規模災害で電話がつながらなくなったとき、
声のメッセージで安否を伝えられるサービスです。

ありがたいことに、
毎月1日と15日には、誰でも無料で体験できる日
が設定されています。
「難しそう…」と思っていた私も、まずは体験してみようと決めました。

家族と一緒に、携帯番号で試す

災害時に役立つかどうかは、自分だけでなく家族も使えるかどうかがポイントです。
そこで、地方に暮らす家族にも協力してもらい、同じ手順で体験してもらいました。

スマホ操作が得意でない家族も、思ったより簡単に操作できたようで、
「これなら私でもできる

と安心してくれたことが、とても心強かったです。

実際に使ってみると、シンプルで安心

操作はとてもシンプルでした。

録音する側の手順】

① 「171」に電話

② 「1(録音)」を押す

③ 自分の 携帯番号 を入力

④ 約30秒のメッセージを録音

再生する側の手順】

① 「171」に電話

② 「2(再生)」を押す

③ 録音した相手の 携帯番号 を入力

④ メッセージを聞く

たったこれだけで、自分の声で「大丈夫」と伝えられる安心感は大きく、
心が落ち着く体験でした。

40代だからこそ、備えの大切さを実感

40代になると、守るべきものが増え、心配事も増えます。
そんな中で改めて思ったのは、
「連絡が取れない不安ほど、つらいものはない」 ということ。

だからこそ、私は以下の3つを意識しておくことにしました。

◎ 家族で使う番号を統一する

◎ 毎月1日・15日に軽く練習する機会を設ける

◎ 家族全員が操作方法を共有しておく

小さな準備ですが、安心感は格段に違いました。

携帯番号で171を使うときのポイント(私の備忘録)

○ 録音は30秒以内。「無事」「現在地」「次の予定」だけで十分

○ 暗証番号設定は複雑になるので設定しない

○ 毎月1日・15日の体験日を意識

○ 一度体験するだけで、本番の不安が軽くなる

知っているだけでは不十分。
体験して初めて、安心につながることを実感しました。

備えは“怖がるため”ではなく“安心のため”

171を試して感じたのは、
防災の備えは「恐れに備えるもの」ではなく、
未来の自分と家族に向けたやさしい準備だということ。

無理のない範囲で、少しずつ。
“小さな安心”を積み重ねることが、暮らしのゆとりにつながります。

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