40代からの貧血ケアノート第1回|12月の健診で、また言われた「貧血 — 西洋医学と東洋医学、両方の視点で整え直す私時間 —

④【美容・健康】

「要精密検査」という、見慣れた言葉

12月末の健康診断。
結果を開いて、まず目に入ったのは「要精密検査」という文字でした。

血色素量(ヘモグロビン)10.8 g/dL
赤血球数 353万/mm³
ヘマトクリット値 32.4%

いずれも、軽度から中等度の貧血とされる数値です。
正直なところ、大きなショックはありませんでした。
私は20代の頃から、ほぼ毎年のように貧血を指摘されてきたからです。

「体質ですね」で、通り過ぎてきた時間

これまで何度か医療機関を受診しました。
そのたびに言われるのは、決まって同じ言葉。

「食事で鉄分を意識してください」

薬が必要なほどではない。
経過観察で大丈夫。
そう言われると、どこか安心してしまい、
「また今年も同じだったな」と結果をそっと閉じてきました。

でも、気をつけている“つもり”なのに、
数値はほとんど変わらない。
その違和感を、長いあいだ見過ごしてきた気がします。

40代になって、体の声がはっきり聞こえるように

40代に入ってから、体の反応が変わりました。

・疲れが抜けにくい
・冷えが残る
・回復に時間がかかる

「年齢のせい」と片づけることもできたけれど、
どこかで、これまでとは違うサインだと感じていました。

血流を整えることをテーマに書いてきた今、
ふと気づいたのです。
流れを整えるだけでなく、
その中を流れる“血そのもの”を育てる必要があるのではないかと。

鍼灸の先生に相談して、見えてきた視点

私は2年ほど前から、鍼灸に通っています。
自律神経や血流を整えるために始めたのがきっかけでした。

今回の健診結果を受けて、
その鍼灸院の先生にも、貧血について相談してみました。

すると返ってきたのは、
「鉄が足りないかどうか」だけではなく、
「血をつくり、巡らせ、保つ力が今どうなっているか」
という視点でした。

東洋医学では、
血は単独で存在するものではなく、
消化吸収・巡り・休息など、
暮らし全体の影響を受けながら育つものとして捉えられます。

その考え方に、私はとても腑に落ちるものを感じました。

貧血は、急いで治すものではなかった

貧血というと、
「鉄をとらなきゃ」「早く改善しなきゃ」と焦りがちです。

でも血は、数日で増えるものではありません。
食べたもの。
眠り方。
体を緊張させすぎていないか。

そうした日々の積み重ねが、
静かに血をつくっていきます。

40代の体に必要なのは、
即効性よりも、続けられる整え方。
西洋医学の数値と、
東洋医学の体の見方。
その両方を頼りにすることで、
ようやく自分の体を立体的に捉えられる気がしました。

この「貧血ケアノート」で書いていくこと

このシリーズでは、

・そもそも貧血とは何か
・女性が貧血になりやすい理由
・食事や生活でできること
・医療との付き合い方
・鍼灸を通して学んだ東洋医学の考え方

これらを、専門的になりすぎず、
私自身の体感を交えながら綴っていきます。

治療の正解を示すのではなく、
「こんな向き合い方もある」という選択肢として。

血は、今日も体の中でつくられている

健診の数値は、今の状態を教えてくれる目安です。
でもそれが、未来を決めるわけではありません。

私たちの体は今日も、
黙々と血をつくり、巡らせ、生かそうとしています。

このノートは、
長年「貧血ですね」と言われ続けてきた私が、
西洋医学と東洋医学、両方の視点で
自分の体と向き合い直すための記録です。

急がず、比べず、整えていく。
40代からの私時間として、
ここから始めていきたいと思います。

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