40代からのキッチンセルフケア 第6回:薬膳的スープと鍋で体を温める日常— 食べるたび、内側からじんわりと整っていく —

③【食・オーガニック・健康食】

40代になってから、
「体を温める」という言葉の意味が、
少し変わってきたように感じています。

ただ温かいものを口にするだけでは、
どこか満たされない。

・足元の冷えが残る
・お腹が重たい
・気持ちが落ち着かない

そんな感覚があるとき、
私のキッチンに登場するのが、
薬膳的なスープと鍋です。

特別な材料は使わなくても、
食材の組み合わせと火の入れ方を意識するだけで、
体はちゃんと応えてくれる。

それを、40代になって実感するようになりました。

40代の「冷え」は、体の内側から整える

薬膳では、
冷えは単に「寒い」状態ではなく、
巡りやエネルギーが滞っているサインと考えます。

40代になると、
血流や代謝がゆるやかになり、
体の末端まで温かさが届きにくくなる。

だからこそ私は、
外から温めるだけでなく、
内側から温まる食事を意識するようになりました。

スープや鍋は、
そのための、とても頼もしい存在です。

根菜・葉物・香味野菜を組み合わせる理由

薬膳的に考えると、
それぞれの食材には役割があります。

◎ 根菜(大根・人参・ごぼうなど)
体を下から支え、芯を温める食材。
冷えやすい足元に、じんわり効いてくれます。

◎ 葉物野菜(白菜・小松菜・春菊など)
巡りを助け、こもりがちな熱を整える役割。
鍋にすると、量も無理なく摂れます。

◎ 香味野菜(生姜・ねぎ・にんにく少量)
気を巡らせ、温めるスイッチを入れる存在。
入れすぎず、香りを添える程度がちょうどいい。

この組み合わせは、
「効かせる」より
バランスよく温める感覚。

40代の体に、無理のない薬膳です。

薬膳的スープで、まず体を緩める

私がよく作るのは、
難しく考えない、シンプルなスープ。

・根菜を数種類
・葉物をひとつ
・生姜をほんの少し
・だしは昆布や干し椎茸

コトコト煮るだけで、
体の緊張がほどけていくのを感じます。

スープは、
食事というより、
体をゆるめる準備のような存在。

忙しい日ほど、
まずは一杯、温かいスープから始めます。

簡単鍋で、毎日手軽に温める工夫

鍋というと、
手間がかかる印象がありますが、
私にとっては、いちばん簡単な料理です。

・切って入れる
・火にかける
・整ったら終わり

味付けも、
塩・味噌・だしだけで十分。

「今日は冷えたな」と感じた日は、
迷わず鍋。

それだけで、
夜の過ごし方や眠りの質が、
変わってくる気がします。

食べて実感した、冷えと心の変化

薬膳的スープや鍋を続けていると、
体だけでなく、
心にも変化がありました。

・イライラしにくくなった
・夜、気持ちが落ち着く
・疲れを翌日に持ち越しにくい

温まることは、
安心することでもある。

40代になって、
その感覚が、しっくりきます。

体を温める日常が、心地よさを育てる

40代からのキッチンセルフケアは、
劇的な改善を目指すものではありません。

今日を、少し楽にすること。
明日を、少し軽く迎えること。

薬膳的スープと鍋は、
その積み重ねを、静かに支えてくれます。

体が温まると、
気持ちも、自然とほどけていく。

そんな日常を、
これからも大切にしていきたいと思います。

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