40代になってから、
「体にいいこと」を意識しているはずなのに、
どこか続かない、疲れてしまう。
そんな感覚を覚えることが増えました。
健康のため。
将来のため。
やったほうがいいから。
理由は正しいのに、
心がついてこない。
そんな時に、ふと立ち止まって思ったのです。
私は“正しさ”で動いていないだろうか、と。
「義務の健康」が続かなくなる理由
40代の体は、
若い頃のように「気合」や「根性」では動きません。
正しいことでも、
義務感や我慢が続くと、
体は知らないうちに緊張し、
自律神経は交感神経優位のままになります。
すると、
・疲れが抜けにくい
・眠りが浅い
・気分が上がらない
そんな状態が重なっていきます。
健康のためにしているはずの行動が、
逆に回復力を下げてしまうこともある。
40代は、その分かれ道に立つ時期なのだと感じます。
「快」を選ぶ行動が体に起こす変化
「好き」「心地いい」「楽しい」。
こうした感情が生まれるとき、
体の中では静かな変化が起きています。
呼吸が深くなる
筋肉の緊張がゆるむ
血流が自然に巡りはじめる
これは、自律神経が
副交感神経に切り替わるサイン。
回復や修復が進むのは、
まさにこの状態のときです。
好きなことと自律神経の関係
自律神経は、
「頑張って整える」ものではありません。
安心・快・納得感
こうした感覚があってこそ、
自然にバランスを取り戻します。
だから、
・義務で選んだ運動
・我慢して続ける健康法
よりも、
・少し楽しみな時間
・終わったあとに余韻が残る行動
のほうが、
結果的に体を整えてくれるのです。
ドーパミンとセロトニンを、やさしく
好きなことをしているとき、
脳内ではドーパミンが分泌されます。
これは「やる気」や「喜び」を生む物質。
一方、
安心感や満足感が続くと、
セロトニンが穏やかに働きます。
この2つがバランスよく巡ることで、
・気分が安定する
・ストレスに耐えやすくなる
・睡眠の質が上がる
そんな変化が起こります。
「好きだからやる」は、
脳と体の自然な調整スイッチ。
それは、立派な予防医学です。
「好き=贅沢・怠け」ではないという再定義
40代になると、
「自分のために時間を使うこと」に
罪悪感を覚える方も少なくありません。
でも、好きなことは贅沢でも怠けでもなく、
回復のための必要a費。
むしろ、
好きなことを我慢し続けるほうが、
体には負担になります。
私が“心地いいから”続いていること
私自身、
・紅茶を丁寧に淹れる時間
・興味のある分野を学ぶこと
・短時間でも気持ちのいい運動
これらを
「健康のため」にしている意識は、
ほとんどありません。
ただ、
心地いいから、またやりたくなる。
その結果として、
・気持ちが整う
・回復が早い
・無理がたまりにくい
そんな変化を感じています。
40代からの予防医学は、もっと静かでいい
40代の心身は、
刺激よりも、納得を求めています。
がんばる健康法より、
心地よく続く選択を。
「好きだからやる」は、
体にとっても、心にとっても、
とても合理的な選択です。
無理しない自己一致とは、
派手な変化ではなく、
快を基準に暮らしを選び直すこと。
それだけで、
心と体は、静かに整いはじめます。
