四季折々の花札草花|40代女性のためのゆるやかな日常― 第4回「梅(2月)」

②【生き方・考え方】

寒さの中に、かすかな兆しを感じる|40代女性の2月の暮らし

2月は、一年の中でもっとも寒さを感じやすい時期。
けれど同時に、日差しのわずかな変化や、
朝の空気のやわらかさに、
「季節が動き始めている」気配を感じる頃でもあります。

40代になると、
目に見える変化よりも、
こうした小さな兆しに、心が先に反応するようになります。

まだ整っていない。
まだ始まっていない。
それでも、確かに“内側では何かが動いている”。

そんな2月の感覚を象徴する草花が、花札の「梅」です。

梅とは? ― 花札に描かれる2月の草花

花札の2月に描かれる梅は、
寒さの中で、いち早く花を咲かせる存在。

春を待つのではなく、
冬の終わりを、自ら告げる花です。

梅は、華やかさよりも、凛とした佇まいが印象的。
派手ではないけれど、
その香りと存在感は、静かに心に残ります。

「条件が整ってから咲く」のではなく、
「今の環境の中で咲く」。

その姿は、40代の私たちの暮らしにも、
どこか重なるように感じます。

梅が教えてくれる、40代からの「静かな始まり」

40代は、何かを大きく始めるよりも、
“始まっていることに気づく”年代なのかもしれません。

・考え方が少し変わってきた
・無理な関係に距離を置けるようになった
・本当に必要なものが、自然と絞られてきた

それらはまだ、
はっきりとした成果や形にはなっていないかもしれない。

でも梅のように、
目立たないところで、
確実に芽吹いている変化です。

40代からの始まりは、
声高に宣言するものではなく、
自分だけがわかる“静かな確信”でいい。

梅は、そんな始まり方を肯定してくれる草花です。

2月の暮らしに生かす、梅の在り方

梅のエッセンスを、日常に取り入れるなら。

〇 無理に動き出そうとしない
何かを始めなければ、と焦らなくていい。
今は「準備が整いつつある自分」を感じる時期。

〇 小さな変化を見逃さない
気分の揺らぎ、体調のサイン、
心地よさ・違和感。
それらは、次の季節へのヒント。

〇 静かな楽しみを大切に
香りのよいお茶を淹れる
窓からの光を眺める
短い散歩をする
派手さはなくても、心がほどける時間を。

梅のように、
外に向かって咲き誇るよりも、
内側で整うことを優先する。

それが2月の暮らしには、よく似合います。

梅とともに、春を迎える準備をする

梅が咲くと、
春はもう、遠くありません。

でも梅自身は、
「春になったから咲く」のではなく、
「自分のタイミングで咲く」。

40代の暮らしも同じ。
誰かのペースや季節感に合わせなくていい。

今はまだ寒くても、
今はまだ途中でも、
内側で整ってきたものは、
ちゃんと次の季節につながっていきます。

梅とともに過ごす2月は、
「始まりを急がなくていい」
という、やさしい許可をくれる時間です。

今日のポイント

◎ 梅は「忍耐・兆し・静かな始まり」を象徴する2月の花札草花
◎ 2月は、変化を形にする前の“内側の準備期間”
◎ 小さな気づきや感覚の変化を大切に
◎ 咲くタイミングは、自分で決めていい

梅とともに過ごす2月は、
40代女性の心と暮らしに、
そっと春への余白をつくってくれます。

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