『ハーブと花言葉で綴る、私時間の小さな物語』第4章 ハーブの伝承と歴史 ~フェンネル~

④<ナチュラルケア・ハーブ>

〜心に残る植物のストーリー〜
古代から伝わる伝承や神話、民間療法と花言葉を通じてハーブの文化を探る。

40代になって感じる、「認める」ということ

40代になると、
誰かを評価するよりも、
「認める」という感覚が少し変わってきました。

若い頃は、
人からの評価や称賛がうれしくて、
それを目標にがんばっていた気がします。

けれど今は、
自分で自分を認められるかどうか。

それが、
心の安定につながると感じています。

そんな“内側の承認”を思い出させてくれる植物があります。

フェンネル。
やわらかな甘い香りを持つ、
古代から愛されてきたハーブです。

フェンネルとは?― 古代から愛された香りのハーブ

フェンネル(ウイキョウ)は、
地中海沿岸を原産とするセリ科の多年草。

古代ギリシャやローマ時代から、
薬草や香辛料として用いられてきました。

その歴史は古く、
古代エジプトの記録にも登場します。

爽やかな甘い香りと、
ほんのりスパイシーな風味。

料理、ハーブティー、民間療法まで、
幅広く人々の暮らしに寄り添ってきた植物です。

フェンネルの伝承と神話の物語

ギリシャ神話では、
火を人間に与えた神プロメテウスが、
火種をフェンネルの茎に隠して運んだという伝承があります。

フェンネルは、
「知恵」や「守り」の象徴でもありました。

また中世ヨーロッパでは、
魔除けとして戸口に吊るされ、
悪いエネルギーを払う植物とされていました。

フェンネルは、
人々の生活と希望を守るハーブだったのです。

フェンネルの効果と、女性の体へのやさしさ

フェンネルの主な作用として知られているのは、

・消化促進
・ガスの緩和
・抗菌作用
・女性ホルモン様作用(フィトエストロゲン)
・母乳分泌サポート

特に、
ホルモンバランスが揺らぎやすい40代女性にとって、
やさしく巡りを助けてくれる存在。

食後にフェンネルティーを飲むと、
お腹だけでなく、
気持ちまで軽くなる感覚があります。

※妊娠中の方やホルモン関連疾患のある方は使用を控えるなど注意が必要です。

私が実践している、フェンネルのある暮らし

① フェンネルティー
 ほんのり甘い香り。
 食べすぎた日の夜に飲むと、
 体がほっとゆるみます。

② スープやマリネに少量プラス
 魚料理や野菜スープに。
 爽やかな後味が、食卓を軽やかにしてくれます。

③ 深呼吸のきっかけに
 カップに顔を近づけ、
 ゆっくり香りを吸い込む。
 それだけで、呼吸が深くなります。

花言葉「称賛」が教えてくれたこと

フェンネルの花言葉は、
「称賛」。

でもそれは、
誰かに拍手をもらうことだけではありません。

今日もちゃんと起きられた。
揺れながらも、やり過ごせた。
大きなことはできなくても、続けている。

そんな自分を、
静かに認めてあげること。

40代は、
外からの評価よりも、
内側の称賛を育てる時期なのかもしれません。

フェンネルは、
そのことをそっと思い出させてくれる植物です。

今日のポイント

・フェンネルは古代から愛されてきたセリ科のハーブ
・ギリシャ神話では火を運んだ植物とされる
・消化やホルモンバランスのサポートが期待される
・花言葉は「称賛」
・40代は“自分を認める力”を育てる時間

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