40代からの「ストレスと共存する体づくり」第7回

④【美容・健康】

動くことで、ストレスは「抜けていく」― 運動は解消ではなく排出 ―

「気分転換に運動しよう」

そう思って体を動かしたのに、
かえって疲れてしまったり、
気持ちが整わなかった経験はありませんか?

40代になってからの体は、
若い頃と同じように動かしても
同じようには回復しません。

だからこそ今は、
「運動でストレスを消す」という考え方から
少しだけ視点を変える必要があると感じています。

今回は、
ストレスと運動の関係を
“排出する”という視点から見ていきます。

ストレスホルモンの行き場

ストレスを感じたとき、
体の中では

・コルチゾール
・アドレナリン

といったホルモンが分泌されます。

これは本来、
体を守るための自然な反応です。

ただ問題は、
現代のストレスは「動かないまま終わる」こと。

本来これらのホルモンは、
体を動かすことで使われ、
やがて自然と下がっていきます。

けれど、

座りっぱなし
考え続ける
緊張し続ける

という状態が続くと、
行き場を失ったまま
体に残りやすくなります。

動かないと、内側に残りやすい理由

ストレスが抜けにくいと感じるとき、
それは「心」だけの問題ではなく、

体が処理しきれていない状態
であることもあります。

なんとなく落ち着かない
理由もなくイライラする

そんなときは、
思考を整える前に

体を少し動かす

という方が
自然に整っていくことがあります。

激しい運動が逆効果になることもある

ここでひとつ、
40代から意識したいことがあります。

それは、

強すぎる運動もまたストレスになる
ということです。

息が上がるほどの運動
限界まで追い込むトレーニング

これらは体にとって
“刺激”であると同時に
“負荷”でもあります。

体力が十分にある日なら良いのですが、

疲れているとき
睡眠が足りていないとき

には、

回復よりも消耗が上回ることもあります。

若い頃と同じ感覚で頑張るよりも、
「今日はどういう状態か」を見ることが、
今の体には合っているように感じています。

ウォーキング・ヨガ・ストレッチの位置づけ

では、どんな動きがいいのか。

私自身が落ち着いたのは、
軽くて、続けられる動きでした。

たとえば

ウォーキング
ゆったりしたヨガ
呼吸を意識したストレッチ

これらは、

筋肉を大きく傷めず
呼吸を深くし
血流を促す

という特徴があります。

結果として、
体に残っていた緊張が
少しずつ外に流れていくような感覚があります。

「運動する」というより、
「体を巡らせる」イメージに近いかもしれません。

「動ける日」と「動かない日」の線引き

もうひとつ大切なのが、

毎日同じことをしなくていい
という視点です。

・今日は軽く動けそうな日
・今日は休んだほうがいい日

この違いに気づけるようになると、
体はぐっと楽になります。

以前の私は、

「やると決めたからやる」
という考え方が強く、

少し無理を重ねていました。

けれど今は、

動くことも整える
休むことも整える

と考えるようになりました。

どちらを選んでもいい。

その柔らかさが、
結果的に体を安定させてくれます。

ストレスは「流してあげる」もの

ストレスを完全になくすことは
できません。

けれど、

溜め込まずに流していくことはできます。

そのためのひとつが、

体を動かすこと。

頑張るためではなく、
抜けていくために動く。

そう考えるようになってから、
運動に対するハードルが
少し下がりました。

今日は少し歩いてみよう
少し伸ばしてみよう

そのくらいでも、
体の中では確かに変化が起きています。

40代からの体は、
「強くする」だけでなく

「巡らせる」ことで整っていく。

そんな感覚を、
これからも大切にしていきたいと思っています。

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