思いつきで訪れたネイルサロンで出会った言葉。40代の私がもらった小さな勇気

②【生き方・考え方】

久しぶりに、ネイルサロンへ行ってきました。
といっても、今回はジェルネイルではなく、ハンドケアだけ。

きっかけは、とても些細なものでした。
帰りの電車の中で、ふと「手をきれいにしたいな」と思ったこと。

その場でスマートフォンを開き、乗り換え駅の近くにあるサロンを検索。
思いつきのまま予約をして、途中下車して立ち寄ることにしました。

少しだけ、いつもと違う行動。
でも、その小さな変化が、思いがけず心に残る時間につながりました。

案内されたのは、マンションの一室にあるサロン。
静かな空間で迎えてくれたのは、中国出身のネイリストの方でした。

施術を受けながら、自然と会話弾みました

日本に来て20年になること。
ネイリストとして働き始めたのは、実はここ数年だということ。

それまでは、フェイシャルや痩身などを行う美容サロンで、セラピストとして働いていたそうです。

転機になったのは、コロナ禍。

サロンの営業が難しくなり、これまでの仕事を続けることができなくなったとき、
ご友人と一緒にネイルサロンを始めることを決めたのだと話してくれました。

「ネイルの知識は、ほとんどなかったんです」

そう笑いながらも、その方はこう続けました。

「でも、やってみたら、すごく楽しくて。自分に向いているって思えたんです」

その言葉が、なぜか心にすっと入ってきました。

そして、最後にぽつりと。

「何事も、やってみないとわからないですよね」

とてもシンプルな言葉。
でも、その方のこれまでの経験を通して語られると、どこか重みがありました。

40代になってから、私は「失敗しない選択」を無意識に選ぶことが増えていた気がします。

無理をしないこと。
心地よさを大切にすること。

それはとても大切なことだけれど、
いつの間にか「新しいことに踏み出す勇気」と引き換えになっていたのかもしれません。

でも、本当は
いくつになっても、自分の可能性は広がっていくもの。

目の前のネイリストの方は、それを静かに教えてくれているようでした。

丁寧に整えられた指先。
最後にしていただいたハンドマッサージは、とても心地よくて。

思わず私は、こう伝えていました。

「前のお仕事の経験が、今にも活きていますね」

その方は、少し照れながら微笑んでくれました。

ネイルケアを受けただけのはずなのに、
帰り道の私は、少しだけ前向きな気持ちになっていました。

予定外に立ち寄ったサロンで、
思いがけず受け取った、小さな気づき。

“やってみること”に、遅すぎることはない。

40代の今だからこそ、
無理をせず、でも少しだけ軽やかに、新しい一歩を踏み出してみる。

そんな選択も、これからの私をやさしく整えてくれる気がしています。

もし今、少しだけ迷っていることがあるなら。
ほんの小さな一歩からでも、大丈夫。

思いがけない出会いや気づきが、
その先で待っているかもしれません。

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