40代になってから、
「貧血かもしれない」と感じる場面が増えてきました。
けれど一口に貧血と言っても、
原因やタイプはひとつではありません。
・鉄が足りないのか
・数値には出ていないけれど不足しているのか
・そもそも、うまく吸収できていないのか
今回は、私自身の体を振り返りながら、
代表的な貧血タイプを整理してみたいと思います。
「私はどれだろう?」
そう考えながら読んでいただけたらうれしいです。
鉄欠乏性貧血という一番身近なタイプ
もっともよく知られているのが、
鉄欠乏性貧血です。
血液をつくるために必要な鉄が足りず、
ヘモグロビンの値が下がってしまう状態。
・月経量が多い
・長年、生理が続いている
・妊娠・出産・授乳の経験がある
こうした背景が重なる女性にとって、
とても身近な貧血タイプだと感じます。
私自身も、検査結果を見たとき、
まず頭に浮かんだのはこのタイプでした。
「鉄が足りていない」
そう言葉にすると単純ですが、
そこにはこれまでの人生の積み重ねが
しっかり反映されているように思います。
数値に出にくい「隠れ貧血」
一方で、
検査では「正常範囲」と言われたのに、
体はしんどいまま…というケースもあります。
それが、隠れ貧血と呼ばれる状態です。
ヘモグロビンは保たれていても、
体内に蓄えられている鉄(貯蔵鉄)が少ない。
・疲れやすい
・動悸がする
・集中力が続かない
そんな不調があっても、
「異常なし」で終わってしまうことも少なくありません。
私もこれまで、
「気のせいかな」
「年齢のせいかな」
と流してきた不調がありました。
でも今振り返ると、
この“グレーな状態”が長く続いていたのかもしれない、
そう感じています。
食べていても足りない「吸収不良型」
もうひとつ見落とされがちなのが、
吸収不良型の貧血です。
鉄を含む食事を意識していても、
・胃腸の調子
・ストレス
・ホルモンバランスの変化
こうした要因で、
うまく吸収・利用できていないことがあります。
「ちゃんと食べているのに、改善しない」
そんな場合は、
量ではなく“使われ方”に目を向ける必要があるのかもしれません。
40代以降は、
消化力や吸収力そのものも変化していく時期。
若い頃と同じやり方が、
そのまま通用しないことも増えてきます。
私自身の傾向を振り返ってみる
こうして整理してみると、
「私はこのタイプ」と
ひとつに決めきれない感覚があります。
・長年の月経による鉄の消耗
・数値には出にくい慢性的な不足
・吸収しづらくなっている可能性
おそらく、
いくつかが重なり合った状態。
でもそれは、
「複雑だから難しい」ということではなく、
「これまでの体の歩みが反映されている」
というだけなのだと思います。
タイプを知ることは、自分を責めないための整理
貧血タイプを知ることは、
「私はダメだ」と判断するためではありません。
むしろ、
「今の私は、どんな状態なんだろう?」
と、体に問いかけるための整理。
原因が整理できると、
不調に振り回されにくくなります。
40代からの貧血ケアは、
正解を急ぐことではなく、
自分の体を理解していくプロセス。
この回が、
読者の方にとって
「自分ごととして体を見つめるきっかけ」
になればうれしいです。
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