40代の私が選び直した“添加物との向き合い方”第3話:甘味料の落とし穴。アスパルテームの実態と“甘さとのつき合い方”

食について

40代を迎えてから、甘いものとの距離感に悩むようになりました。

疲れたときのご褒美スイーツ。カロリーオフのドリンクやヨーグルト。
“体にいいと思って選んでいたもの”が、実は自分の不調の原因だった――。
そんな気づきをきっかけに、私は「甘味料」との向き合い方を見直すようになったのです。

今回は、食品に幅広く使われている「アスパルテーム」を中心に、甘味料の種類やリスク、そして自分らしい“甘さとのつき合い方”について、私なりの視点でお届けします。

「甘いのにゼロカロリー」の正体とは?

スーパーやコンビニでよく見かける「糖類ゼロ」「カロリーオフ」の表示。
一見ヘルシーに思えますが、こうした商品には“人工(合成)甘味料”が使われていることが少なくありません。

その代表格が、アスパルテーム。
砂糖の200倍の甘さを持ちながら、カロリーはほとんどゼロ。血糖値もほとんど上げないと言われており、ダイエット商品や糖質制限中の食品で多く使われています。

でも、本当に「体にやさしい」と言えるのでしょうか?

アスパルテームが持つ“2つの顔”

アスパルテームは、アミノ酸から作られる人工甘味料です。日本では広く認可されており、清涼飲料水やガム、ヨーグルト、プロテイン飲料など、幅広い食品に使われています。

ただし―。

実は一部の国や団体では、その安全性に対して懸念の声も上がっています。2023年にはWHO傘下の国際がん研究機関(IARC)が、アスパルテームを「発がん性の可能性がある物質」に分類したことも話題になりました。

もちろん、通常の摂取でただちに健康被害が出るわけではありません。
でも私たちの暮らしの中で、“知らずに毎日摂り続けている”ということに目を向けることは、大切なのではないかと感じています。

合成甘味料と自然派甘味料のちがい

甘味料には、大きく分けて「合成」と「自然由来」のものがあります。

分類特徴
合成甘味料アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース など強い甘み・低カロリー・血糖値に影響しにくいが、安全性への議論もある
自然派甘味料てんさい糖、黒糖、はちみつ、メープルシロップ、ステビア など加工度が低く、風味が豊か。血糖値には影響ありだが、体にやさしい甘さ

私自身、甘さを我慢するよりも、「どう甘さを取り入れるか」を考えるようになりました。

ラベルチェックで気をつけたいポイント

合成甘味料は、意外なところに潜んでいます。
ラベル表示で次のような成分名を見かけたら、人工甘味料が使われているサインです。

◆ アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)

◆ アセスルファムK

◆ スクラロース

◆ サッカリン

清涼飲料水、ノンカロリーゼリー、ガム、低カロリーお菓子、栄養補助食品などは特に要注意。

「ゼロカロリー」の表示に安心して手に取る前に、
一度ラベルを裏返して、どんな甘味料が使われているかをチェックしてみてくださいね。

甘さを“我慢”しない、でも“選ぶ”暮らしへ

甘いものは、心をほっとさせてくれる存在。
だから私は、「甘さ=悪」ではなく、「どう甘さとつき合うか」が大切だと思うようになりました。

私が実践している、“甘味料との向き合い方”をご紹介します。

◎ 飲み物は「無糖」か「甘みのないハーブティー」に切り替え
◎ 甘みが欲しいときは、はちみつや黒糖を少量使う
◎ ラベルに「アスパルテーム」の記載があるものは、毎日摂らないルール
◎ 市販のお菓子は「甘味料不使用」「自然素材」にこだわる
◎ 甘さが恋しくなったら、自分でおやつを作る時間を楽しむ

大切なのは、“甘さ”に振り回されないこと。
そして「私の体が心地よく感じる甘さ」を、ちゃんと選んであげること。

私時間を甘く、やさしく整える

40代は、ただ甘いだけでは満足できなくなる時期なのかもしれません。
体の声を聞きながら、「心地よい甘さ」を見つけていくことが、これからの私たちには大切です。

ラベルの奥にある甘味料の実態に目を向けながら、
“甘さ”とやさしくつき合う暮らし――一緒に整えていきませんか?

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