40代は“血流が肝” — 心と体を整える巡り習慣|第4回:血流を整える食べ方。40代の私が選ぶ“巡りごはん”

④【美容・健康】

40代に入り、体の“巡り”が以前よりも落ちているように感じることが増えました。
手足の冷え、疲れやすさ、気持ちの沈みやすさ—。
「年齢だから仕方ないのかな」と思う一方で、食べ方や選ぶ食材を少し変えるだけで、体のリズムは想像以上に整うことを知りました。

今回は、私の暮らしの中で実感した
“血流を整えるための食の整え方” をご紹介します。

血流を支える“巡り食材”とは?

血流は、私たちの体内で起きるすべての働きの土台。
必要な栄養を運び、老廃物を流し、ホルモンや自律神経にも影響を与える、いわば“めぐりの中心”です。

40代はホルモン変化や生活習慣の揺らぎから、巡りが低下しやすい時期。
そこで意識したいのが、「血をつくる・血を流す・血管をしなやかにする」食材です。

巡りを高める4つの栄養と食材

—— 血をつくり、巡りの土台に

鉄が不足すると、どれだけ温めても巡らない“冷えやすい体”に。
40代女性は特に不足しやすい栄養素です。

〈おすすめ食材〉
◎ レバー
◎ あさり
◎ 赤身肉
◎ 小松菜・ほうれん草

私は、忙しい朝に「黒蜜×きなこ×豆乳」の鉄分ドリンクを取り入れています。
手軽に補えるうえに、午後のだるさが軽くなりました。

ビタミンE —— 血管をしなやかにし、流れやすく

血管が硬くなると、血流も停滞しがち。
ビタミンEは“巡りのビタミン”と言われるほど、血の流れを整えます。

〈おすすめ食材〉
◎ アーモンド
◎ アボカド
◎ かぼちゃ
◎ ごま

朝のサラダにアボカドをひとかけ足すだけで、満足度もアップします。

ポリフェノール —— サビを防ぎ、血液の質を守る

抗酸化作用をもつポリフェノールは、40代にこそ必要な巡りサポーター。

〈おすすめ食材〉
◎ カカオ(70%チョコ)
◎ ブルーベリー
◎ 紅茶
◎ ハーブティー

午後に少し疲れたときは、紅茶とダークチョコをひとかけ。
「整う」感じをくれる、私のお気に入りです。

発酵食品 —— 腸から巡りを整える

血流と腸は深い関係があり、腸が整うと全身の巡りもスムーズになります。

〈おすすめ食材〉
◎ 味噌
◎ 納豆
◎ 漬物
◎ ヨーグルト

朝の“味噌汁+納豆”は最強コンビ。
体が温まり、午後の冷えも出にくくなりました。

「巡りごはん」の味方は、やっぱりスープ

体を内側から温め、消化にもやさしく、栄養が吸収されやすい——。
40代の巡りケアに、スープは欠かせません。

私がよく作る《巡り味噌スープ》

【材料】
・にんじん
・玉ねぎ
・小松菜
・生姜(すこし多め)
・出汁
・味噌

【作り方】

① 野菜を一口大に切り、出汁で煮る

② 生姜を加えて香りを立たせる

③ 火を止めて味噌を溶く

生姜の巡り力 × 鉄を含む小松菜 × 発酵の味噌
…これだけで、体のめぐりスイッチがしっかり入ります。

「今日は疲れたな」という日こそ、このスープが心と体の支えになります。

食べ方が変わると、“巡りの質”が変わる

数週間、巡りを意識した食事を続けてみると、
◎ 冷えが気になりにくくなった
◎ 朝のだるさが減った
◎ イライラの波が小さくなった
◎ 気持ちの余白が生まれた

そんな変化を感じるようになりました。

40代は、体も心も忙しく揺れ続ける時期。
だからこそ、“巡りの良い食べ方”は私たちの味方になります。

今日の食卓に、鉄・ビタミンE・発酵食品のどれかをひとつ。
それだけで、巡る体はゆっくり動き出します。

毎日のごはんが、未来の私を守ってくれる。
そんなやさしい“巡り習慣”を、これからも重ねていきたいですね。

【関連記事】
▷ 第1回:40代は“血流が肝”。私が気づいた体と心のサイン
▷ 第2回:更年期と血流の関係。ホルモンの変化を“巡り”で支える
▷ 第3回:冷えと血流。体を“温める”だけでは足りなかった理由

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