災害時の排泄・消化も備えに―体のしくみから考える防災対策

ライフスタイル

防災の準備って、どうしていいのか迷うことが多い

今日は少しだけ「防災」についてお話ししようと思います。

テレビで災害のニュースを見たり、防災用品の広告を見かけたりすると、
「そろそろ何か準備しておかなきゃ」と焦りが出ることってありますよね。
私も、以前はとりあえず“防災セット”を揃えて安心したつもりになっていました。

でも、ある日ふと考えたんです。
「人の体って、約70%が水分でできている」と言われますが、
その“水分”の大切さに気づいて、改めて防災を見直すきっかけとなったんです。

モノを揃える前に、「この体がどうやって生きているか」から考えることの方が大切かもしれない、と。
そんな気づきから、私の防災の見直しが始まりました。

入口:食べること・飲むことを“体目線”で整える

防災と言うと、どうしても「何をどれだけ備えるか」に意識が向きがちですが、
実際に災害が起きたときに最も大切なのは、体が受け入れやすいものを備えておくことだと気づきました。

非常時でも、体が受け入れやすくて、消化にやさしい、また水分がしっかり摂れるものが重要だと思います。

例えば、以下のようなものを準備しておくと安心です:

経口補水液:脱水症状を防ぐために、必須アイテムです。

ゼリー飲料:スプーンなしでも飲みやすく、便利です。

具なしのおかゆ:温めなくても食べやすいので、非常時には特に役立ちます。

これらは非常時だけでなく、普段体調が優れないときにも役立つアイテム。
「災害時に何を食べるか」と考えるよりも、日常的に使いながら備えていくスタイルが、私には合っていると感じています。

水の備えが最も大切

そして、水の備えこそ最も大切です。
体の70%が水分でできているということは、水が途切れることが命に直結するということ。

私の家では、20リットルのバックインボックスに入った水をいくつか積み上げて備えています。
これが、ペットボトルより省スペースで管理しやすいんです。

そして、備蓄用の水を“特別なもの”としてではなく、日々の飲料や料理に使いながら、
古いものから順に使う「ローリングストック」の方法で管理しています。

このように、少しずつ使いながら備えていくことで、普段の暮らしにも活かせるので、
防災意識を高めつつ、無理なく心地よく整えていけます。

出口:トイレの備えも心の余裕を生む

次に大切なのは「出口」――つまり排泄の備えです。

食べたら、必ず出る。
でも災害時、トイレは一番困る問題のひとつですよね。

私は自宅に、簡易トイレセット(凝固剤+袋)を数セット備えています。
洋式便器にかぶせて使えるタイプで、におい対策の袋や除菌シートも一緒に収納しています。

また、女性ならではの備えとして、生理用品や尿漏れパッドなども常備しています。
体の変化に合わせたケア用品も、防災バッグにしっかり入れておくことが大切だと感じています。

排泄という話題は、あまり口にしづらいことかもしれませんが、
備えておくことで、心の余裕が生まれるということを実感しました。

防災=心地よく暮らすための準備

防災を考えるとき、どうしても「恐れるため」に備えることが多いですが、
私は「安心して暮らすため」の準備だと捉えています。

食べること、飲むこと、排泄すること、そして心を守ること。
それはすべて「生きること」の基本であり、自分を大切にすることだと思います。

防災用品を買うときも、「これがあれば大丈夫」という安心感を持って、
心が穏やかになる準備をしていきましょう。
備えは、決して恐れではなく、心地よい日常を守るためのものです。

今日の小さなヒント

防災は、体の入口と出口を見つめ直すこと。
無理のない範囲で、少しずつ備えを整えていきましょう。

日常生活の中でも取り入れやすい防災のヒントを見つけることで、
毎日の暮らしに安心感を持たせることができます。

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