今日は、私がここ数年ずっと続けている「鶏もも肉を茹でるだけ」の下ごしらえ習慣について書いてみたいと思います。
40代になってから、体の変化を感じるようになり、
できるだけ体にやさしくて、続けやすいことを暮らしに取り入れるようになりました。
そのひとつが、鶏もも肉を茹でておくという、なんでもないようなキッチン習慣です。
鶏もも肉と、ニンニクひとかけ。あとはお湯だけ
私のやり方はとてもシンプルです。
鶏もも肉を一枚、皮を下にして鍋に入れ、水をかぶるくらい注ぎます。
そこに塩をひとつまみ、ニンニクを皮ごとひとかけ。それだけです。
火にかけて、沸騰したら弱火にして、アクをすくいながら15〜20分ほど。
ふんわりとした香りとともに、じんわりと出てくるスープ。
それがまた、私の暮らしの中でとても役立ってくれています。 茹でた鶏肉は、3通りに使える“万能おかず”
この茹で鶏、じつは主菜にも副菜にもスープにもなってくれる優秀な存在です。
たとえば─
◎ ごはんに乗せて、ガオマンガイ風のどんぶりごはん
(ナンプラーや醤油を使ったタレをかけて食べると、手間をかけたような味に)
◎ 薄く切って、フォーやうどんの具材に
(冷たい麺にも、あたたかいスープにもよく合います)
◎ ほぐして、グリーンカレーの具材として
(鶏肉のうまみがスープに溶け出して、とてもコクのある一皿になります)
◎ そして、茹で汁そのものが出汁になります。
◎ 雑炊やお味噌汁、鍋のベース、スープカレーにもぴったりです。
ニンニクひとかけがくれる、やさしい香りと整い
ニンニクを入れると、ほんのりとした香りが立ち、
鶏肉のくさみもやわらいで、食欲をそっと引き出してくれます。
体を温めてくれる食材でもあるので、
冷えが気になる季節には特に助けられています。
シンプルな材料でも、香りや出汁の力で“ちゃんと整った一品”になるのは、うれしい発見でした。
ちょっと丁寧なことが、暮らしを軽くする
忙しい日々の中で、がんばらなくても、
「ちょっとやさしく整えられている」と思えることって、心をふわっと軽くしてくれます。
茹で鶏は、そんな“自分を整える台所仕事”のひとつ。
冷蔵庫にあるだけで安心できる、小さな心の余裕です。
また別の「整う習慣」も、少しずつご紹介していきたいと思いますね。
今日も、読んでくださってありがとうございました。
私の茹で鶏レシピメモ
◎ 鶏もも肉…2枚
◎ 水…肉がかぶる程度
◎ 塩…ひとつまみ
◎ にんにく…1かけ(皮ごとOK)
→ 鍋にすべて入れて中火で加熱、沸騰後は弱火で15〜20分。アクを取るとスープも澄みます。
→ 肉は冷蔵で2〜3日保存、スープは冷凍も可。