『ハーブと花言葉で綴る、私時間の小さな物語』第3章 アロマ&精油ハーブ〜クラリセージ〜

④<ナチュラルケア・ハーブ>

〜香りで心をほどく私時間〜
アロマテラピーで活躍するハーブの香りと花言葉、効能、活用法を紹介。

40代に入ってから、
「理由ははっきりしないけれど、なんとなく心が落ち着かない」
そんな感覚を覚える日が増えました。

忙しさに追われているわけでもなく、
大きな不安を抱えているわけでもない。
それでも、気持ちが定まらず、
自分の軸が少しだけ揺れているような気がする—
40代という年代は、そんな微細な変化を感じやすい時期なのかもしれません。

体調の変化、更年期前後のホルモンバランスの影響、
これまで当たり前にできていたことが、少しずつ負担に感じられる瞬間。
「まだ大丈夫」と「無理はしたくない」が同時に存在する心は、
ときに静かな疲れを生み出します。

そんなとき、私がそっと取り入れているのが
クラリセージの香りです。

クラリセージの花言葉は
「安定」

ハーブ特有の深みのある香りの中に、
ほんのり甘さと温かさがあり、
呼吸とともに、心を足元へ戻してくれるような感覚があります。

気持ちを切り替えようと頑張らなくても、
香りが先に、心のスピードをゆるめてくれる。
40代の揺らぎやすい心に、
「今のままで大丈夫」と伝えてくれる精油です。

クラリセージは、
不安や緊張をやさしく和らげ、
自律神経やホルモンバランスのサポートに役立つと言われています。
理由のない落ち着かなさや、
気分の波を感じやすい40代女性にとって、
心強い存在といえるでしょう。

私がよく行うのは、
ティッシュやコットンに精油を1滴垂らし、
胸のあたりでゆっくり深呼吸するだけのシンプルな香りケア。

呼吸に意識を向けているうちに、
頭の中でぐるぐるしていた思考が静まり、
「私は今、ここにいる」という感覚が戻ってきます。

また、植物オイル10mlにクラリセージ精油を1滴加え、
お腹まわりや腰、首の後ろにやさしくなじませるセルフケアもおすすめです。
触れること、香ること、呼吸すること。
その一連の動作が、
自分を安心させる時間へと変わっていきます。

クラリセージの花言葉「安定」は、
決して「揺れないこと」を意味しているわけではありません。

揺れても、戻ってこられる場所があること。
疲れたら、立ち止まっていいと思えること。
そして、自分の感覚を信じられること。

40代からの心地よい暮らしは、
何かを足すことよりも、
こうした内側の安心感を育てていくことなのだと感じています。

今日の私時間に、クラリセージの香りをひとしずく。
「私は、私のペースでいい」
そんな静かな安心が、
ゆっくりと心に根づいていきます。

香りとともに過ごす時間が、
40代からの毎日を、
やさしく整えてくれますように。

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