40代になってから、
「疲れの正体」が分かりにくくなった気がします。
体はそれほど動かしていないのに、
なぜかどっと消耗している日。
よく振り返ってみると、
その原因は体ではなく、
情報や言葉の多さにあることが少なくありません。
そこで今回の「暮らしの中の法則」は、
カクテルパーティー効果。
情報過多の時代を生きる私たちが、
どうやって“必要な声だけ”を拾い、
心を静かに保つかについてのお話です。
カクテルパーティー効果とは何か
カクテルパーティー効果とは、
たくさんの音や会話が飛び交う場所でも、
自分に関係のある声だけを自然に聞き取れるという脳の働きです。
たとえば、
騒がしい会場にいても、
自分の名前を呼ばれると、
不思議とすぐに気づく。
私たちの脳は本来、
すべての情報を同じ重さでは受け取らず、
取捨選択する力を持っています。
けれど現代は、
この仕組みが追いつかないほど、
情報があふれています。
情報が多いほど、心は疲れる
ニュース、SNS、広告、他人の意見。
意識していなくても、
私たちは一日中、何かを受け取り続けています。
問題なのは、
「全部を聞こう」としてしまうこと。
◎ 誰かの正解
◎ 誰かの成功例
◎ 誰かの不安や怒り
それらを無差別に拾い続けると、
脳も心も、休む暇がありません。
疲れやすさや、理由のない落ち込みは、
情報の過密状態が原因になっていることも多いのです。
40代が感じやすい「情報疲れ」
40代になると、
仕事、健康、家族、将来のことなど、
気になるテーマが一気に増えます。
それに比例して、
「知っておいたほうがいい情報」も増える。
けれど同時に、
心と体の回復力は、
若い頃より少しずつ穏やかになります。
だからこそ40代は、
情報の量より、質を選ぶことが大切。
全部を追わなくてもいい。
全部に反応しなくてもいい。
それに気づけるだけで、
心のざわつきはかなり減っていきます。
必要な声だけ拾うという選択
私が意識しているのは、
「今の私に関係があるかどうか」という基準。
◎ 今すぐ行動につながる情報か
◎ 不安を煽るだけの声ではないか
◎ 読んだあと、心は軽くなっているか
この問いを挟むだけで、
脳は自然とフィルターをかけてくれます。
カクテルパーティー効果は、
特別な訓練がなくても、
選ぶ意識を持つことで働き始めます。
聞かない勇気も、
40代の整え方のひとつです。
小さな暮らしのヒント
私が実践している、
心のノイズを減らすための習慣です。
① 情報を取り入れる時間帯を決める
② 目的なく眺める時間を、少し減らす
③ 「今は知らなくていい」と自分に言う
必要な情報は、
必要なタイミングで、
ちゃんと入ってくる。
そう信じることで、
日常は驚くほど静かになります。
まとめ
◎ カクテルパーティー効果は、脳の自然な選別機能
◎ 情報が多すぎると、心は疲れやすくなる
◎ 40代は「全部聞かない」選択が整えにつながる
◎ 必要な声だけ拾うことで、心の静けさが戻る
40代の暮らしは、
情報を増やすことで整うのではなく、
減らすことで、深まっていくもの。
今日、耳に入れる声を、
少しだけ選んでみる。
それだけで、
心の中の音量は、
ちゃんと下げられるのだと思います。
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